今回のユーロもGS敗退、自国開催のW杯へ高まる不安

　不甲斐ない代表チームは”解散”し、浮いた資金をインフラ整備と若手育成へ向けるべきだ――。ロシアサポーターの悲痛な訴えが、多くの賛同者を集めている。

　ユーロ2016本大会出場を果たしたロシアだが、わずか勝ち点1の獲得にとどまり、グループステージ敗退に終わった。ユーロ2008での準決勝進出以来、主要国際大会で4大会連続の予選敗退またはグループステージ敗退に終わっており、開催国として出場する2年後のワールドカップに向けて不安は強まる一方だ。

　いっそのこと代表チームは解散させるべきなのかもしれない。そう考えた1人のサポーターがオンライン署名サイト「Change.org」で行った提案が、多くの賛同者を集めて話題を呼ぶことになった。

「期待に応えられない現在の形のロシア代表チームを解散させて、新たなチームを結成しよう。節約できた費用はサッカー場の建設や、若い世代の育成に充てよう」

「今はすべてのロシア人が、新年のプレゼントを待つ子供たちのように奇跡を待ちわびているが、10年経ってもそんな奇跡は起こらない。何かを変えた方が良いのかもしれない」

　100万人の署名を目標として、ロシアのユーロ敗退直後に行われた提案に、現在では62万人以上からの賛同が集まっている。提案者は大会終了後に、署名をロシアサッカー連盟とスポーツ省、ロシア政府に提出する考えだという。

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