[EURO]ポルトガル、悲願の初V…!!C・ロナウド負傷交代も延長戦で地元フランスを下す
[7.10 EURO決勝 ポルトガル1-0(延長)フランス サンドニ]
EURO2016は10日、フランス・パリ郊外のサンドニで決勝を行い、ポルトガル代表が延長戦の末、ホスト国のフランス代表を1-0で下し、初優勝を飾った。ポルトガルはFWクリスティアーノ・ロナウドが前半25分に負傷交代するアクシデント。それでも90分間を0-0で耐え抜くと、延長後半4分に途中出場のFWエデルが決勝点を決めた。
ポルトガルは出場停止明けのMFウィリアム・カルバーリョがワンボランチで先発し、準決勝のウェールズ戦を負傷欠場したDFペペも先発に復帰。フランスは準々決勝アイスランド戦、準決勝ドイツ戦と同じスタメンで臨み、得点ランキングトップの6ゴールを挙げているFWアントワーヌ・グリーズマンがトップ下に入る4-2-3-1を継続した。
ポルトガルは前半4分、自陣からのDFセドリック・ソアレスのロングフィードにFWナニが反応し、ゴール前に抜け出したが、シュートはクロスバーの上へ。フランスも同10分、MFディミトリ・パイェの左クロスにグリエーズマンが頭で合わせたが、GKルイ・パトリシオの好セーブに阻まれた。このプレーで獲得したCK。パイェの左CKにFWオリビエ・ジルが頭で合わせたが、GKが正面でキャッチした。
するとポルトガルを予期せぬアクシデントが襲う。前半8分、パイェとの接触プレーで左膝を痛めたC・ロナウドが一度はプレーに戻ったが、前半17分、突如、ピッチに倒れ込んだ。目には涙も浮かぶ背番号7。同20分、テーピングを巻いてピッチに戻ったが、まともに走ることもできず、再びピッチに座り込んだ。
目頭を押さえ、ナニの腕に自らキャプテンマークを巻いたC・ロナウドは担架に乗せられ、そのままピッチをあとにした。前半25分、FWリカルド・クアレスマと交代。クアレスマは右サイドに入り、ナニが最前線に入る4-1-4-1にシステムを変更した。
その後、試合は膠着状態に入り、0-0のまま後半へ。フランスは後半13分、最初の交代カードを切り、パイェに代えてMFキングスレイ・コマンを投入した。同21分にはコマンの左クロスにグリエーズマンが頭で合わせたが、ゴール上へ。ポルトガルはその直後、MFアドリエン・シルバを下げ、MFジョアン・モウティーニョがピッチに入った。
途中出場のコマンがリズムを変え、徐々に流れを引き寄せるフランス。後半30分、コマンが個人技で左サイドを突破。スルーパスにジルが反応したが、左足のシュートはパトリシオのファインセーブに弾かれた。同33分にジルはFWアンドレ・ピエール・ジニャックと交代。ポルトガルも同34分、MFレナト・サンチェに代えてFWエデルを投入し、交代枠を使い切った。
エデルがセンターフォワードに入り、ナニが右サイド、クアレスマが左サイドに回ったポルトガルは後半35分、ナニの右クロスがGKに弾かれたこぼれ球をクアレスマがオーバーヘッドで狙ったが、GKウーゴ・ロリスが正面でキャッチした。両守護神が好守を連発し、スコアレスのまま試合は終盤へ。フランスは後半アディショナルタイム、コマンの左クロスを受けたジニャックがPA内でペペをかわし、右足でシュートを打ったが、惜しくも左ポストを直撃した。
試合は0-0のまま延長戦に突入。90分間を戦い抜き、ピッチ上で回復を図るポルトガルの選手たちのもとにC・ロナウドが歩み寄り、一人ひとりに言葉をかけて回った。ポルトガルは延長前半14分、クアレスマの右CKにエデルが頭で合わせるが、ロリスが鋭い反応でセーブ。延長後半3分にはDFラファエル・ゲレイロが左足で狙った直接FKがクロスバーを直撃した。
すると直後の延長後半4分、ついに均衡が破れた。試合を動かしたのはポルトガル。PA手前でパスを受けたエデルがドリブルで持ち込み、PA手前から右足を振り抜くと、鮮やかなミドルシュートがゴール左隅に突き刺さった。エデルの今大会初ゴールが決勝点。フランスは直後の延長後半5分、最後の交代カードでシッソコに代えてFWアントニー・マルシャルを投入するが、反撃及ばず、0-1で敗れた。
ポルトガルは3大会ぶり2度目の決勝進出で悲願の初優勝。3位が最高のW杯を含め、代表チームとして初のビッグタイトルを獲得した。フランスは4大会ぶり3度目の優勝を目指したが、地元での優勝はあと一歩のところで果たせなかった。
●EURO2016特設ページ
EURO2016は10日、フランス・パリ郊外のサンドニで決勝を行い、ポルトガル代表が延長戦の末、ホスト国のフランス代表を1-0で下し、初優勝を飾った。ポルトガルはFWクリスティアーノ・ロナウドが前半25分に負傷交代するアクシデント。それでも90分間を0-0で耐え抜くと、延長後半4分に途中出場のFWエデルが決勝点を決めた。
ポルトガルは出場停止明けのMFウィリアム・カルバーリョがワンボランチで先発し、準決勝のウェールズ戦を負傷欠場したDFペペも先発に復帰。フランスは準々決勝アイスランド戦、準決勝ドイツ戦と同じスタメンで臨み、得点ランキングトップの6ゴールを挙げているFWアントワーヌ・グリーズマンがトップ下に入る4-2-3-1を継続した。
ポルトガルは前半4分、自陣からのDFセドリック・ソアレスのロングフィードにFWナニが反応し、ゴール前に抜け出したが、シュートはクロスバーの上へ。フランスも同10分、MFディミトリ・パイェの左クロスにグリエーズマンが頭で合わせたが、GKルイ・パトリシオの好セーブに阻まれた。このプレーで獲得したCK。パイェの左CKにFWオリビエ・ジルが頭で合わせたが、GKが正面でキャッチした。
するとポルトガルを予期せぬアクシデントが襲う。前半8分、パイェとの接触プレーで左膝を痛めたC・ロナウドが一度はプレーに戻ったが、前半17分、突如、ピッチに倒れ込んだ。目には涙も浮かぶ背番号7。同20分、テーピングを巻いてピッチに戻ったが、まともに走ることもできず、再びピッチに座り込んだ。
目頭を押さえ、ナニの腕に自らキャプテンマークを巻いたC・ロナウドは担架に乗せられ、そのままピッチをあとにした。前半25分、FWリカルド・クアレスマと交代。クアレスマは右サイドに入り、ナニが最前線に入る4-1-4-1にシステムを変更した。
その後、試合は膠着状態に入り、0-0のまま後半へ。フランスは後半13分、最初の交代カードを切り、パイェに代えてMFキングスレイ・コマンを投入した。同21分にはコマンの左クロスにグリエーズマンが頭で合わせたが、ゴール上へ。ポルトガルはその直後、MFアドリエン・シルバを下げ、MFジョアン・モウティーニョがピッチに入った。
途中出場のコマンがリズムを変え、徐々に流れを引き寄せるフランス。後半30分、コマンが個人技で左サイドを突破。スルーパスにジルが反応したが、左足のシュートはパトリシオのファインセーブに弾かれた。同33分にジルはFWアンドレ・ピエール・ジニャックと交代。ポルトガルも同34分、MFレナト・サンチェに代えてFWエデルを投入し、交代枠を使い切った。
エデルがセンターフォワードに入り、ナニが右サイド、クアレスマが左サイドに回ったポルトガルは後半35分、ナニの右クロスがGKに弾かれたこぼれ球をクアレスマがオーバーヘッドで狙ったが、GKウーゴ・ロリスが正面でキャッチした。両守護神が好守を連発し、スコアレスのまま試合は終盤へ。フランスは後半アディショナルタイム、コマンの左クロスを受けたジニャックがPA内でペペをかわし、右足でシュートを打ったが、惜しくも左ポストを直撃した。
試合は0-0のまま延長戦に突入。90分間を戦い抜き、ピッチ上で回復を図るポルトガルの選手たちのもとにC・ロナウドが歩み寄り、一人ひとりに言葉をかけて回った。ポルトガルは延長前半14分、クアレスマの右CKにエデルが頭で合わせるが、ロリスが鋭い反応でセーブ。延長後半3分にはDFラファエル・ゲレイロが左足で狙った直接FKがクロスバーを直撃した。
すると直後の延長後半4分、ついに均衡が破れた。試合を動かしたのはポルトガル。PA手前でパスを受けたエデルがドリブルで持ち込み、PA手前から右足を振り抜くと、鮮やかなミドルシュートがゴール左隅に突き刺さった。エデルの今大会初ゴールが決勝点。フランスは直後の延長後半5分、最後の交代カードでシッソコに代えてFWアントニー・マルシャルを投入するが、反撃及ばず、0-1で敗れた。
ポルトガルは3大会ぶり2度目の決勝進出で悲願の初優勝。3位が最高のW杯を含め、代表チームとして初のビッグタイトルを獲得した。フランスは4大会ぶり3度目の優勝を目指したが、地元での優勝はあと一歩のところで果たせなかった。
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