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ポルトガル指揮官「みにくいアヒルの子が得点したんだ!」

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[7.10 EURO決勝 ポルトガル1-0(延長)フランス サンドニ]

 EURO2016は10日、フランス・パリ郊外のサンドニで決勝を行い、ポルトガル代表が延長戦の末、ホスト国のフランス代表を1-0で下し、初優勝を飾った。ポルトガルはFWクリスティアーノ・ロナウドが前半25分に負傷交代するアクシデント。それでも90分間を0-0で耐え抜くと、延長後半4分に途中出場のFWエデルが決勝点を決めた。

 試合後、初優勝に導いたポルトガルのフェルナンド・サントス監督のコメントを『UEFA公式サイト』が伝えている。指揮官は「我々は非常に豊かな才能に恵まれていると常々選手たちに言ってきたが、今日は相手よりも戦い、よく走り、集中する必要があった」と言う。

「このチームは驚異的な組織だ。優勝できると言った私を信じ続けてくれた。どこへ行ってもポルトガルのファンがいて、我々を勇気づけてくれた。選手たちが味わっている感動は言葉で表しがたい。信じられないほどの感動だよ」

 決勝では後半34分に最後の交代枠を使ってFWエデルを投入。延長後半4分、PA手前でパスを受けたエデルがドリブルで持ち込み、PA手前から右足を振り抜くと、鮮やかなミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、これが決勝点。ポルトガルが欧州王者に輝いた。

 エデル投入を振り返った指揮官は「(エデルを)送り出したとき、彼は得点を約束してくれた」と微笑み、「みにくいアヒルの子が得点したんだ! 彼は今や美しい白鳥さ!」とユニークな表現で称えた。

●EURO2016特設ページ

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