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OA内定後“6戦4発”の広島DF塩谷も脱帽「クリスティアーノのFKは次元が違う」

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[7.13 J1第2ステージ第3節 柏 3-3 広島 柏]

 1-1で迎えた前半43分、ゴール前でFKの好機を得たサンフレッチェ広島。キッカーを務めたDF塩谷司は、「速いボールが枠内に飛べば、何か起こるかなというイメージ」で右足でボールを蹴り出した。

「正直、狙っていたところとは違う」方向にボールは飛んだものの、DF輪湖直樹の右足に当たったボールはゴールマウスに吸い込まれる。「全然きれいじゃないけど」と苦笑したが、一時は逆転となるゴールが生まれた。

 FKからの強烈なシュートは塩谷の持ち味の一つだが、この試合では驚きがあったようだ。それは、FWクリスティアーノのシュート。直接ネットを揺らしたFKこそなかったものの、右足から蹴り出す強烈なFKで何度もゴールを脅かした。これには塩谷も「クリスティアーノ選手のFKは次元が違う。僕はまだまだだし、上には上がいる」と脱帽するしかなかった。

 6月14日にリオデジャネイロ五輪のオーバーエイジ内定が発表されてからの6試合で4ゴールの大当たりの塩谷。しかし、ここ2試合で7失点と本職の守備では納得のいく結果を残せていない。「相手が圧力を掛けてきたとき、どれだけはじき返せるかが課題だと思う」と厳しい表情も見せている。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第2ステージ第3節 スコア速報

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