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後半から出場で大逆転演出の俊輔を指揮官も絶賛「すべての面で変わった」

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[7.13 J1第2ステージ第3節 横浜FM3-2神戸 ニッパツ]

 文字どおり流れを一変させた。横浜F・マリノスは0-1で折り返した後半開始からMF中村俊輔を投入。両足首痛から復帰した前節・福岡戦(3-0)同様、途中出場となった背番号10がチームを大逆転に導いた。

 後半10分に2点目を失うも、直後の後半12分、中村のサイドチェンジからMF齋藤学が右足で左クロスを上げ、FWカイケが追撃ヘッド。1点を返すと、その後も猛攻を仕掛け、後半37分、中村の右クロスからPKを獲得した。

 PKのキッカーを務めた中村は一度は蹴り直しになりながら2度目のキックも冷静に沈め、2-2の同点。「追いつけば雰囲気もこちらに傾くのは分かっていた」という言葉どおり、後半アディショナルタイムのMFマルティノスの勝ち越しゴールにつながった。

 これにはエリク・モンバエルツ監督も「(中村)俊輔が入ったことで、すべての面でまったく違う内容に変わった」と称賛を惜しまない。神戸のネルシーニョ監督は「後半、相手は中村が入ってきて、選手の動き出しが変わった」と指摘したうえで、後半19分からMF三原雅俊を投入して3ボランチに変更。「それが解決策だったが、チームとして対応できなかった。彼は自由に動いて攻撃を組み立てる。どこにいてもハードなマークが必要だが、ルーズにしてしまった」と脱帽していた。

(取材・文 西山紘平)

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