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59名参加の大学選抜合同選考会、有力選手が続々アピール!MF松田天馬やFW栗田マークらがゴール

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[7.16 大学選抜合同選考会 中央大G]

 全日本大学選抜、U-19全日本大学選抜、関東大学選抜による合同選考会の1日目が16日に中央大グラウンドで行われた。45分間3本のゲーム形式で行われる選考会。全国の実力者たちが顔を揃え、各々アピールした。

 大学サッカーでは初の試みとなった合同選考会。全国から実に59名の選手が集い、ゲーム形式での選考会が行われた。なお、今回の目的は選考のみならず、試合を通じての“強化”にもあるという。

 1本目は1年生のみで構成されたU-19全日本大学選抜と全日本大学選抜が対戦。開始7分にトップ下で先発していたMF武田拓真(東海学園大3年=中央学院高)のゴールで全日本が先制も、21分にFW栗田マークアジェイ(静岡産業大1年=東京実高)が同点弾。U-19全日本が1-1と振り出しに戻す。

 その後は中盤での攻防が続き、互いにシュートまで持ち込めない。果敢な守備で相手の攻撃を奪う“弟分”のU-19全日本だったが、徐々に全日本の裏を狙った攻撃に押し込まれる。

 すると40分、MF脇坂泰斗(阪南大3年=川崎F U-18)のパスから右サイドへ抜け出たMF松田天馬(鹿屋体育大3年=東福岡高)がGKとの1対1を冷静に決め、勝ち越しに成功。途中出場の松田のゴールが決勝点となり、全日本が2-1で勝利した。

 2本目ではU-19全日本大学選抜と関東大学選抜が対戦。1本目では全日本を相手にそん色ないプレーをみせていた1年生たちだったが、2本目まで持続する力はなかった。球際で負けては、ボールを失うシーンも目立つ。すると3失点という結果に。

 21分にはMF早坂翔(中央大3年=横浜FMユース)、26分にはMF戸嶋祥郎(筑波大3年=浦和高)に決められ、31分にはFW北川柊斗(筑波大3年=名古屋U18)にPKを沈められて、零封負けとなった。

 3本目では全日本大学選抜と関東大学選抜が対戦。5分にDF原田鉄平(順天堂大3年=静岡学園高)のゴールで関東選抜が先制も、終了間際の42分に全日本がMF米田隼也(順天堂大3年=静岡学園高)の得点で追いつき、引き分けた。

 全日本大学選抜と関東大学選抜が1勝1分、U-19全日本大学選抜が2連敗で選考会を終えた。あす17日には違うメンバーが参加しての選考会が行われる。

 今後は今回の選考会や8月に行われる総理大臣杯などを参考に全日本大学選抜のメンバーを選出し、8月末には海外遠征を行う予定。しかし、遠征期間と天皇杯1回戦の日程が被るため、関西学院大などの天皇杯出場チームからの招集は見送られるようだ。

(取材・文 片岡涼)

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