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「気持ち悪い感じで…」浦和FW興梠、五輪前ラストゲームで腰を痛め途中交代

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[7.17 J1第2ステージ第4節 浦和2-2大宮 埼玉]

 不完全燃焼のままチームを離れることになった。浦和レッズはホームでのさいたまダービーで2-2の引き分け。リオデジャネイロ五輪にオーバーエイジとして参加するFW興梠慎三は1-1の後半12分に途中交代し、五輪前ラストゲームを終えた。

「前半の最初のほうに腰がちょっとピキッと来た。走る分には問題ないけど、腰を曲げたときにちょっと痛い」。交代が故障の影響だったことを明かした興梠。ペトロヴィッチ監督には「ちょっと痛いから交代枠を一つだけ残しておいてほしい。限界になったら自分から言うから」と伝えていたというが、交代は自分の想像以上に早かったようだ。

「それでもできるって言っていたんだけど……。これからってときに交代になったので。でも、交代は監督が決めることだから」。消化不良感の残ったラストゲーム。「最後なので気持ちよく行きたかったけど、気持ち悪い感じで行くことになった」と、思わず苦笑いを浮かべた。

 五輪代表は19、20日に千葉県内で合宿を行い、21日にブラジルへ出発する。腰の状態も心配されるが、「チームメイトとコミュニケーションを取りながらチームに馴染んで、手倉森監督が目指しているサッカーを1日でも早く身に付けないといけない。自分にやれることを最大限やりたい」と、気持ちを五輪モードに切り替えていた。

(取材・文 西山紘平)

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