レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、ユベントスMFポール・ポグバを気に入っていると認めながらも、獲得に向けて積極的な姿勢をのぞかせようとはしていない。

　マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が濃厚とも言われるポグバだが、レアルも獲得をあきらめてはいないのではないかと報じられている。1億2000万ユーロという巨額の移籍金がネックとなるが、クラブはこの金額を捻出する手段を検討しているとの見方もある。

　ジダン監督はポグバについて、会見で次のように語った。スペイン『アス』などが伝えている。

「私は自分の手元にあるチームに満足している。ここからさらに向上させるのは難しいよ。ポールのことは好きだし、すごく良い選手だが、彼が唯一の選手というわけではない。どのクラブだって最高の選手たちが欲しいものだが、今のところ彼はユーベの選手だ」

　ユベントスから買い戻したFWアルバロ・モラタは、チェルシーなどへの移籍の可能性も取りざたされているが、ジダン監督はチームの一員として扱おうとしている。

「彼もこのチームのメンバーの一人だ。戻ってきてくれて、彼がいることをうれしく思う。下部組織の出身であり、レアル・マドリーが何であるかを知っている選手だ」

「我々は彼がいてくれることを喜んでいるし、誰よりも私が喜んでいる。メンバーの人数は多いが、全員が重要になるだろう。アルバロもチームの一人だ」

　ジダン監督の下で出場機会が減少し、この夏にクラブを去るのではないかと言われるMFハメス・ロドリゲスに関しては次のように述べた。

「ハメスについての考えも同じだ。彼はレアルの選手だよ。26日には戻ってくるので、それから話をする。ハメスがレギュラーだとは言わないが、重要な選手だということは言える」

「確かに出場機会は減少したが、レギュラーであるかそうでないかという見方はしていない。起用できるときには起用したし、今年もそれは同じだろう。選ぶのは難しいが、常に最も強力なメンバーを起用するつもりだ」

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