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腰痛不安も「大丈夫」 最年長・興梠は「嫌われない程度に…」

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 オーバーエイジとして覚悟の合流だ。17日のJ1大宮戦で腰を痛めて途中交代したFW興梠慎三(浦和)はリオデジャネイロ五輪代表として始動した19日、フルメニューを消化した。

 とはいえ、合宿初日のこの日はランニングやパス回しといった軽めの調整。「まだちょっと(痛みが)あるけど、走る分には問題ない。(手倉森誠監督には)大丈夫とは言っている」と、あくまで軽傷を強調した。

 29歳の興梠はオーバーエイジの中でも27歳のDF藤春廣輝、DF塩谷司より年上で、チーム最年長。今月31日には30歳の誕生日を迎える。それでも、初日から23歳以下の選手たちと「何人かとは結構しゃべった」そうで、「結構、大人しい選手もいるので、嫌われない程度にしゃべっていきたい」と、積極的に自分からチームの輪に入っていくつもりだ。

 五輪代表の選手については、浦和でチームメイトのMF遠藤航からすでに情報をインプット済み。「どんな選手かとか、ある程度は(遠藤)航に聞いて、自分の中に残っている。ピッチで一緒にやれば徐々に分かってくると思う」と、連係面にも大きな不安はない。

 五輪初戦となる8月4日のナイジェリア戦まで2週間余り。今年3月の日本代表候補合宿以来となる代表の練習着に袖を通した興梠は「A代表と緊張感は一緒だけど、置かれている立場が違う。やらないといけない」と、いよいよ五輪モードにスイッチを切り替えた。

(取材・文 西山紘平)

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