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“メダル飯”任せた!岩波ら五輪戦士が西シェフの帯同を大歓迎

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 劇的優勝を飾った1月のAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)でもチームに帯同した西芳照シェフのブラジル帯同が正式に決まった。

 西シェフは事前合宿地のアラカジュでは調理全般を担当。大会が始まってからは大会組織委員会のレギュレーションにより活動が制限されるが、選手たちにとっては食事面のサポートをしてもらうだけで心強い味方だ。

 DF岩波拓也は「西さんは最終予選を一緒に戦った一人。西さんのご飯のおかげで五輪切符を手にできたと思っているくらいなので、帯同はうれしい」と大歓迎。帯同シェフがいなかった12年のAFC U-19選手権などでは食事面で苦労が多く、コンディションを維持するのが大変だったというが、「リオ五輪予選では、厳しかったアジアの闘いが楽に戦えた。それは西さんの食事のおかげ」と感謝している。

 DF亀川諒史が「西さんがいる、いないで大きく変わってくる。西さんが来てくれるのはプラスのことしかない」と全幅の信頼を寄せれば、DF室屋成も「海外の同じ料理が続くと飽きてくることもありますが、西さんがいることで日本食も食べられる。やっぱり白米が一番助かるので、心強い。フェジョン(ブラジルの豆料理)だけでは長い期間は耐えられない」と話すなど、次々と喜びの声があがった。

「西さんがいなければ最終予選は突破できなかったかと思うので、今回も西さんの力を借りながら、メダルを取るためにプレーしたい」(MF中島翔哉)
「ずっとホテルにいる中で、楽しみが食事だけになっちゃうのでめっちゃうれしい」(MF原川力)
「食事がモチベーションになる」(DF植田直通)

 ちなみにほとんどの選手が好物として挙げたのはハンバーグ。チーム全体が一気に活気を帯びる中、西シェフのミラクルハンバーグがメダル獲得の原動力となる。

(取材・文 矢内由美子)

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