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「ハリルさんより短い」が…コンディショニングに万全期す手倉森ジャパン

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 オーバーエイジを加えたリオデジャネイロ五輪代表の国内最終合宿。その初日となった19日夜に行われたミーティングは、FW興梠慎三(浦和)が「時差とかコンディションについての話だった」と話したように、コンディション調整の確認に時間を割いたようだ。

 手倉森誠監督は「一番大事なのはコンディションの見極め」と指摘。ブラジルで開催される本大会で結果を出すためには、時差調整や暑熱対策が重要な意味を持ってくる。合宿が始まる前から選手には就寝時間と起床時間の目安が日にちごとに記されたリストが渡されており、Jリーグへの影響が出ない程度に時差調整のための工夫をしてきた。

 また、コンディショニングのプロフェッショナルとして、国立スポーツ科学センター(JISS)の研究員である中村大輔氏(41)がチームに帯同することも決定。血液検査や唾液検査を通じて、選手のコンディションを日々チェックしていく万全の態勢を整えた。

 手倉森ジャパンでの初ミーティングを終えたDF塩谷司(広島)は「ハリルさんよりミーティングが短いなと思った」と、A代表のハリルホジッチ監督を引き合いに出して報道陣の笑いを誘うと、「移動距離もそうだし、時差や気候の違いとか、そういうところにどれだけ真剣に取り組めるかで試合の結果も変わってくる。本当にコンディションを大事に考えたい」と、あらためて気を引き締めていた。

(取材・文 西山紘平)

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