beacon

PO圏外で迎えた2年前のPOファイナリスト対決…山形と千葉は痛み分けドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.20 J2第24節 山形1-1千葉 NDスタ]

 NDソフトスタジアム山形で行われた10位モンテディオ山形と9位ジェフユナイテッド千葉の一戦は1-1の引き分けに終わった。山形は連敗を2で止めたものの、3試合勝ちなし(1分2敗)で11位に後退。千葉は今季3度目の連勝を逃し、9位のままとなった。

 2014年のJ1昇格プレーオフ決勝で千葉を1-0で下し、4年ぶりのJ1復帰を果たした山形だが、千葉と2シーズンぶりの顔合わせとなった前回対戦の第17節は0-3で完敗。ホームでリベンジを果たすべく、積極的な立ち上がりを見せる。

 前半11分、左サイドのMF高木利弥が右横のMF佐藤優平につなぎ、受けた佐藤はPA後方左から右足でコースを狙ったシュート。ワンバウンドしたボールが右ポストに当たり、跳ね返りをPA内右のDF山田拓巳が右足で蹴り込もうとするが、シュートはGK佐藤優也が伸ばした右足に弾かれた。

 千葉は序盤のピンチを切り抜けると、前半14分にワンチャンスを生かして先制に成功。右サイド高い位置からのスローインでDF北爪健吾が長いボールを投げ入れ、PA内右でFWエウトンが2人のDFと競り合い、ボールがこぼれる。自ら反応したエウトンがゴールエリア右角で素早く右足を振り抜き、ゴールに流し込んだ。

 しかし、千葉は前半33分にアクシデント。先制点を挙げたエウトンが足を押さえながら座り込み、担架で運び出されると、そのままFWオナイウ阿道との交代を余儀なくされてしまった。

 追いつきたい山形は前半39分、佐藤のスルーパスをPA内中央でFWディエゴ・ローザがフリーで受け、誰にも邪魔されることなく右足でシュートを打つも、相手GKのビッグセーブに阻まれて決定機を逃す。それでも、これで獲得した左CKからキッカーの佐藤が右足でクロスを送ると、ニアに飛び込んだDF田代真一がヘディングでゴール左に叩き込み、同40分に同点弾を奪取。田代は14年から15年まで在籍した古巣千葉を相手に、自身Jリーグ初得点をマークした。

 山形は後半も優勢にゲームを進めると、後半13分に決定機。後方からのロングボールをMFディエゴが頭でそらし、相手DFが処理し損なったボールを奪ったディエゴ・ローザが抜け出す。そのままPA内左へ運んで左足でフィニッシュに持ち込むが、相手GKに阻止されてしまった。

 後半14分にはセットプレー崩れから右サイドの高木がクロスを入れ、ファーで攻め残っていたDF渡辺広大がヘッドで合わせる。だが、ゴール左外のネットに当たり、逆転とはならず。山形は同33分にも高木のクロスから好機を作るが、PA内中央で合わせた途中出場のFW鈴木雄斗のヘディングはクロスバーの上に外れた。

 シュート数11対5と、ほぼ一方的に攻め込んだ山形だったが、千葉も前節から継続する5バックで粘り強く守り、スコアは1-1のまま動くことなく試合終了。勝ち点1を分け合う結果となった。

●[J2]第24節 スコア速報

TOP