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[プレミアリーグWEST]東福岡が名古屋U18に逆転勝ち!首位と勝ち点3差で後半戦へ

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[7.17 高円宮杯プレミアリーグWEST第9節 名古屋U18 2-3 東福岡高 名古屋市港サッカー場]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWESTは16日と17日に第9節を行った。名古屋グランパスU18(愛知)対東福岡高(福岡)戦は後半アディショナルタイムにFW藤井一輝が決めた決勝点によって東福岡が3-2で逆転勝ち。東福岡は3位へ浮上している。

 後半41分から挙げた2ゴールによる劇的な逆転勝ち。だが、東福岡の森重潤也監督は「われわれは攻撃も守備も、もともと持っている力のレベルを上げていかなければいけません。いつもの課題が試合開始から出て、最後に選手の意地が少しだけ出た試合だったと思います」と苦言を呈した。

 試合は「ここまでホームで勝てていなかったので今日はどうしても勝ちたかったです」(GK田渕佑)という名古屋が先行し、東福岡が追いかける展開。まずは前半19分、FW杉田将宏がPA左に落としたボールをFW金亮哉が左足で決めて名古屋が先制する。対する東福岡は30分にFW佐藤凌我が同点ゴールを決めたが、名古屋は41分に右クロスをFW杉浦文哉が合わせて再び勝ち越しに成功する。

 後半も名古屋が主導権を握って攻めるが、決定的な一撃がポストに嫌われるなど突き放すことができない。対して東福岡は後半41分、DF小田逸稀が左サイドから攻撃参加。CB児玉慎太郎のラストパスに佐藤が触れると、これが名古屋のオウンゴールを誘って同点に追いつく。そして、アディショナルタイム突入後の46分、ハイプレスから佐藤が相手ボールを奪うと、最後は藤井が決めて3-2で逆転勝ちした。

 接戦を落とした名古屋の山崎一監督は「サッカーは、ちょっとした差がとても大きな差となって表れるスポーツです。今日のような試合では勝負の分かれ目で自分たちを信じられるか、勝負どころを知っているかが試されます。選手たちには今日のように悔しい思いをする中、自分の思い一つで未来が変わっていくことを学んでほしいです」。
 
 一方、苦しい戦いを逆転で制した東福岡の小田は「前期は今日のように内容的としては良い試合は少ないのですが、まだ優勝を狙える可能性はあると思うので、後期も頑張ります」。東福岡は首位・C大阪U-18と勝ち点3差。逆転優勝を目指して後期を戦う。
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