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[MOM1820]近大附MF内田将太(2年)_自覚芽生えた期待のMF、NBカップ準決勝でFK弾含む2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 ニューバランスカップ準決勝 習志野高 0-6 近大附高 J-GREEN堺S9]
 
 2年生MFが準決勝の前半に2得点。強豪対決で試合の流れを傾ける活躍を見せた。近大附高期待のMF内田将太(2年)は前半6分に右足FKを直接決めてリードをもたらす。「結構早い時間帯で流れを良くするためにしっかり狙っていこうと思っていい結果になったと思います」と喜ぶと、2-0で迎えた前半終了間際にも「前の試合で運動量のことを厳しく言われて、それを意識して人に強く入ってゴールを狙っていくことを意識できたので良かった」と2点目のゴールを決めた。

 運動量を活かして局面に顔を出し、リズムをつくる2年生MFはその後もクロスを頭で折り返して6点目のゴールをアシストするなど6発快勝に大きく貢献。山田稔監督が「強くなってきた」と目を細める2年生はトップ下の位置でバランスを取った守りも含めて存在感を示した。

 プレーの質、強度が上がってきたのには理由がある。「1年の時は全然責任感がなくて、2年になってから自分がしっかりと活躍しないとチームが良くならないと自覚できたので、責任感あるプレーができるようになってきました」という。期待の2年生MFは中心選手としての自覚が芽生え、それがプレーにも表れている。

 今大会の優勝にも「チームとしてこの夏にもう一つ成長してチーム全員がいい意識を持ってもう一つ強くなって選手権に向かいたい」と貪欲。そして「攻撃も守備も大事なポジションなので両方に貢献してチームをもっと良くしていきたいです。チームの心臓としてチームを落ち着かせたり、自分が起点となってチームを動かせる選手になりたい」というMFは自分にプレッシャーをかけてこの夏「もう一つ」強くなる。

[写真]前半6分、近大附MF内田が直接FKを決める

(取材・文 吉田太郎)

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