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今季初の3連敗に力なく…FC東京・城福監督「選手と喜び合いたかった」

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[7.23 J1第2ステージ第5節 川崎F1-0FC東京 等々力]

 割り切ってカウンターから勝機をうかがったが、結果には結びつかなかった。FC東京は「多摩川クラシコ」に0-1で敗れ、今季初の3連敗。「選手は強い気持ちを持って、チーム一丸となって臨んでくれた。その頑張りが勝ち点につながらず残念」。城福浩監督は試合後の記者会見でそう切り出し、「試合が終わったあと、彼らと喜び合いたかった」と力なく語った。

 川崎Fのポゼッションに対し、「奪ってから2トップのスピードを生かしたカウンターが一つの狙いだった」。チャンスがなかったわけではない。後半20分にはMF高橋秀人のスルーパスにFWムリキが抜け出し、GKと1対1の絶好機を迎えたが、シュートはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに遭った。

 すると後半36分にセットプレーの流れから決勝点を献上。DF森重真人は「こういう状況だから悲観的な言葉や雰囲気になってしまうのは仕方がない」としたうえで、「ただ、チームとしては方向性が見えてきているんじゃないかと思う。結果だけが今日は足りなかった。チームの状態はそこまで悪くない」とあくまで前向きに言った。

 苦しい状況の中、前半35分にはMF米本拓司が右膝を痛め、途中交代するアクシデントにも見舞われた。城福監督は「今は詳しいことは分からない」と話すにとどめたが、長期離脱となればチームにとってはさらなる痛手となる。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第5節 スコア速報

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