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[adidas×流経大柏]「マッチアップして全部止めたい」スーパールーキー、CB関川郁万がU-19代表FWとの対戦希望

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 千葉の名門、流通経済大柏高に現れたスーパールーキーだ。CB関川郁万(1年)は今年4月の高円宮杯プレミアリーグEAST開幕戦で公式戦デビュー。一時ケガによって先発を外れる時期もあったが、空中戦で見せる圧倒的な強さを武器に最終ラインで存在感を放つなど、1年生ながら高体連を代表する強豪にとって欠かせない存在になっている。17年U-17W杯を目指すU-16日本代表入りも果たした逸材DFが、7月27日に開幕する平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技への意気込み、またadidas社新スパイクのコンセプト、“Speed of Light”というテーマに沿って自身の考えるSpeedなどについて語った。

●DF関川郁万
―高校入学後、初めてとなる全国大会、インターハイが間もなく始まる。対戦したい選手はいる?
「京都橘の岩崎(悠人、U-19代表)。日本代表じゃないですか。自分も日本代表になりたいので、マッチアップして全部勝ちたい」

―彼をどうやって止める?
「突破してきたら身体入れて、もうひとりのCBにカバーしてもらう」

―強い相手とやると燃えるんだね
「(今までで一番燃えたのは)市船。(FC多摩の先輩である)矢野(龍斗)クンとか、結構やり合いました。市船を抑えたことで自信つきました」

―最初は自信がなかった?
「最初、1年でスタメン取れるか心配だったんですよ。でも、まず1回目の練習行って、次の練習からトップに呼ばれて。そうしたらオーシャンカップにも行けて、プレミア開幕も出ることができた」

―流経大柏で1年生の開幕スタメンは異例。それを最初から狙っていた?
「正直、最初は全然でしたよ。自分は空中戦しかないんで。あと、対人弱いし、キックも全然下手。でも、(本田裕一郎)監督がヘディングめっちゃ褒めてくれたんで、それを練習してきた」

―流経大柏に来た理由は?
本村武揚選手(現流通経済大)。彼を越えたいんですよ。FC多摩だったので、本村武揚選手の影響が大きい」

―本村選手も1年生からレギュラーだったが、先発を獲得したのはそれよりも早い
「(越えたかどうかは)まだ、自分が3年になってみないと分からない」

―今回、adidasのスパイクのデザインコンセプトは“光のスピード”。関川君にとってスピードとは
「今、チームで繋ぎをやっているので、判断のスピードが大事になってくると思う。あと、スプリントやダッシュ系。ちょっとした一歩の差で負けてしまうことがあるので課題です」

―それは判断のスピードが足りていないから?
「はい。視野が下向いちゃうんで、すぐに。遠くが見れていなかったりしている。(それもあって)繋ぎは苦手でしたが、今は結構慣れてきました」

―1タッチのパスワークなど、判断の速さをとても求められるチームでどのようにして対応してきた?
「ケガしていた時に (先輩たちのプレーを)ずっと見ていたんですよ。その時、その時にボールをどこにつけたらいい かとか。観察力というか、いつも内側でやっていたけれど、外側から見ることでどう判断すればいいのか学ぶことができた」

―今回着用したスパイク、「X」について印象は
「派手で格好いいです」

―スパイクは普段「ACE」を履いているということだが、理由は?
「履きやすい。蹴りやすいし、中で結構締まるのんで吸い付く感じがする。(普段から)履きやすさを重視しているのでこのスパイクにしている」

久保建英選手らU-16代表組の活躍はどう感じている?
「嫉妬してます(苦笑)。テレビなどで良いと言われていて。試合で彼を久保止めたてやりたいなと。(中学時の)全国で負けた時は彼に決められて。全然取れなかったです」

―U-16日本代表入りについてはどのように考えている?
「代表には行きたいし、呼ばれたらずっとアピールして来年のワールドカップに出たいです」

―世界はこれまでも意識していた?
「意識したことないです。今、寮なのでEUROもあんまり見れなかったです」

―将来はどの国でプレーしたいと考えている?
「ドイツですね。外国人選手だったら(ジェローム・)ボアテング好きなんです。空中戦も高いし」

―どの部分でアピールしたい?
「ヘディングは自信があります」

―インターハイは自分自身の名を上げる大会になる。1年生では間違いなく注目を集める存在になるはず
「組み合わせがいいと思う。プレミアでは失敗しているので負けられない。(流経大柏含めて)1年生はあんまりいない。流経では{{佐藤輝}あたりが出ますよ、多分右SBで。負けないようにしたいですね」

―大会への意気込みを
「1回戦勝って、岩崎選手を止めて、どんどん乗っていきたい。無失点で、点も決めて、一人で守って、決めて。そして、市船に決勝で勝ちたい」

―自分のどの部分を見てもらいたい?
「ヘディングですね。滞空時間にも全部に自信があるので、見てほしい」

(取材・文 吉田太郎)

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