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“久々”4バック DF塩谷「思い出しながらやっている」

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 戦術練習で4バックの中央に入るリオデジャネイロ五輪代表DF塩谷司(広島)。所属クラブでは3バックを採用しているため、「すごく久々。懐かしいです」と語りながらも、「昔は4バックから始めたので思い出しながらやっている」と再び4バックの中央を自らのものにしようとしていた。

 昨日から始まった戦術練習では特にクロスへの対応に時間が割かれ、塩谷は懸命にボールをはね返す。クロスに対してのポジショニングが細かく確認されるなど、基本的なことの繰り返しとなるが、「テグさん(手倉森誠監督)は守備に回る場面を想定しながらやっていると思う。一つのミスが命取りになると思うので、基本的な部分を大事にしたい」と五輪代表の守り方を体に染み込ませようとしている。

 塩谷の横にはDF植田直通(鹿島)、DF岩波拓也(神戸)と手倉森ジャパンの常連メンバーが立つことになるが、連係面に関しても「お互いに気付いたことを言い合うようにして、徐々に良くなってきている」と手応えをつかんでいるようだ。

「多少の違和感はある」と4バックのプレー感覚を取り戻すには、もう少し時間が必要だが、本大会初戦ナイジェリア戦前にはCSセルジッペとの練習試合、そしてU-23ブラジル代表との国際親善試合が行われる。「本番まで時間はまだあるし、試合もある。そこで自分のイメージとすり合わせていきたい」と限られた時間での進化を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)

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