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チェルシーが伊代表ばりの堅守 セスク退場もリバプールにウノゼロ勝利

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[7.27 IC杯 チェルシー1-0リバプール]

 インターナショナルチャンピオンズ杯(IC杯)の米国・欧州ラウンドが27日に行われ、チェルシーリバプールのプレミアリーグ勢が対戦した。前半にセットプレーから先制点を奪ったチェルシーが1-0で逃げ切った。

 お互いに今大会初戦を迎えたが、試合は開始早々に動いた。チェルシーは前半10分に左CKを獲得すると、MFセスク・ファブレガスが高精度のクロスを供給。ファーサイドに走り込んだDFガリー・ケーヒルが打点の高いヘッドを叩き込み、先制点を挙げた。

 ここまでプレシーズンマッチで4戦4勝中のリバプールは、これが今夏初失点。出鼻をくじかれたが、前半21分にPA手前の左脇でFKを獲得すると、MFコウチーニョが弾丸シュートを放つなど、アントニオ・コンテ新監督率いるチェルシーに襲い掛かる。同35分には、MFオビ・エアリアのスルーパスからFWロベルト・フィルミーノがゴールネットを揺らすもオフサイド。前半は0-1で折り返した。

 ボール支配率で優位に立つリバプールだが、チャンスを作ることができないでいると、後半18分、19分と立て続けにメンバー変更。MFジョーダン・ヘンダーソンやFWダニー・イングスらを投入した。一方のチェルシーも後半22分にFWペドロ・ロドリゲスとMFフアン・クアドラード、FWミシー・バチュアイを入れ、引き離しに行った。

 プレミアの強豪クラブ同士というのもあってか、序盤から球際で激しい試合となっていたが、恐れていたことが後半25分に起きてしまう。DFラグナル・クラバンに対してセスクが足裏を見せたスライディングで一発退場。チェルシーは残り時間を10人で戦うこととなった。

 それでも元イタリア代表指揮官のもと、堅い守備でリバプールに得点を許さなかったチェルシーがそのまま逃げ切り、完封勝利。勝利したチェルシーは30日にレアル・マドリーと、リバプールは同日にミランと第2戦を行う。

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