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[総体]「チームに迷惑をかけてしまった」市船MF西羽は1得点に終わった夏の改善誓う

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[8.2 全国高校総体決勝 市立船橋高 1-0 流通経済大柏高 Eスタ]

 オフェンシブのポジションとして6試合で1得点という結果には満足していない。本人も「自分的にはチャンスもあったし、今大会では結果を残すことは1点しか取ってないのであまりできなかったあと、バテちゃってチームに迷惑をかけてしまった。走れなくて後ろに負担をかけてしまった。だからボランチとかDFには本当に感謝しています」とチームメートに迷惑をかけたと感じている。。

 だが、MF西羽拓(3年)は相手の間でボールを受け、ターンから前進。またスペースへ抜け出してラストパスや決定的なシュートへ持ち込むなど市立船橋高の攻撃を活性化していたひとりだった。地元・瀬戸内高と対戦した準々決勝で右足で豪快に決勝ゴールを叩き込んだシーンはハイライト。流通経済大柏高との決勝でも決勝点は左サイドへタイミング良く抜けだした西羽の動きが起点だった。

 西羽は「きょうの試合は蹴り合いだったのであまりできなかったんですけど、間で受けてターンしてチャンスメークとか今大会は結構できたと思うので、自分のいいところは出せたと思うんですけど、結果を出せなかったことについては今後改善していかないといけない点だと思います」。強烈なシュートや鋭い突破でゴールを襲うシーンは何度も見られた。だが、相手GKの好守にあったり、本当に紙一重の差でヒーローになりきることができていない。それだけに、結果を出すことにこだわってこれからの日々に取り組む。

「選手権もあるし、プレミアもあるんで今回1冠獲ったけれどチームとしても獲りたいと思っているので、その2つは日本一獲りたいと思っています」。得点力、運動量を向上させてプレミアリーグ、選手権で勝つためのプラスアルファになる。

(取材・文 吉田太郎)
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