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“対ネイマール”の経験は無駄にしない DF室屋、ナイジェリア戦は「1対1でやらせないのがカギ」

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 世界との差を実感した。7月30日に行われた五輪ブラジル代表との国際親善試合でFWネイマールとマッチアップしたリオデジャネイロ五輪日本代表DF室屋成(FC東京)は、「独特のタイミングで単純に中に入っていくスピードが速かった」と世界的スーパースターの実力を肌で感じた。「捕まえ方が分からなかった」と悔しさを滲ませたが、この経験を活かすべく前だけを見据えている。

 初戦ナイジェリア戦が行われるマナウスに、ブラジル戦後に移動した五輪代表。午後7時でも気温30度と暑さが残る中で練習を行っているが、室屋は「そんなメチャクチャ暑いわけではない。湿度は高いけど、そこまで気になることはないので、問題ないです」と気にしなていない。

 ナイジェリア戦は2日後に迫っている。「チームも個人も順調に来ている」と充実の表情を見せると、対戦相手の印象を「身体能力が高く、特に前の選手は足の速い選手がそろっていると思う。そこの1対1でやらせないのが、試合のカギを握る」と語った。

 スピードのある選手がそろっている――。しかし、「五輪の出場チームでレベル的には一番」というブラジルのスピードをすでに体感済みだ。「ブラジルのスピード感を感じられたので、それはすごく良かったと思うし、あの経験を活かせればいい」と苦い経験を糧として、ナイジェリア戦に臨む。

(取材・文 折戸岳彦)

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