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5失点黒星も、前向くMF南野「自分たちを信じる」

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[8.4 リオデジャネイロ五輪 B組第1節 日本4-5ナイジェリア マナウス]

 キレのあるドリブルを見せた。鋭い飛び出しからゴールを陥れた。しかし、チームに勝利をもたらすことができなかった。手倉森ジャパンの持ち味である守備が崩壊して初戦を落としたが、MF南野拓実(ザルツブルク)は「逆にやるしかない」と次戦以降へと視線を移した。

 序盤から激しく試合が動き、前半10分までに1-2とナイジェリアにリードを許す中、同11分に背番号18が鮮やかな連係からゴールを陥れる。中盤でFW興梠慎三(浦和)からパスを受けたMF大島僚太(川崎F)のスルーパスに反応してPA内に進入すると、寄せてくるGKの股を抜く技ありシュートでネットを揺らし、チーム2点目を記録した。

 ゴールシーン以外でもキレのある突破でスタジアムを沸かせ、鋭い飛び出しからゴールに迫った。右インサイドハーフに入った大島との連係も良好で、「僚太くんは僕のほしいところにボールをくれるし、常に僕を見ていてくれるのでやりやすい」と手応えをつかんだようだ。

 しかし、「特に後半は目の前の相手に引っかかることが多かったし、PAの中に進入していくための工夫が個人として少なかったので、そこは改善しないといけない」と課題を口にする。

 5失点での黒星も、「4得点できたのは良かった」と前を向く。「1点差で終われたのは、今後の戦いに響いてくると思う。逆にやるしかないので、自分たちを信じて、あと2つ勝ってグループリーグを突破したい」と残り2試合での必勝を、そしてグループリーグ突破を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)

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