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J1記録かかる小林悠を“援護射撃”だ!大久保「俺はパスも出せる」

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[8.6 J1第2ステージ第7節 川崎F4-0甲府 等々力]

 これがエースの仕事だ。立ち上がりから引いて守る甲府を攻めあぐね、スコアレスのまま前半終了かと思われた前半44分、川崎フロンターレはMF橋本晃司の左CKからFW大久保嘉人が打点の高いヘディングシュートを叩き込み、試合の均衡を破った。

 2戦連発となる今季14点目が貴重な先制点。これでJ1通算170ゴールに到達した。「170」という“節目”については「まったくうれしくない」と無関心を貫く大久保だが、前人未到の4年連続得点王に向けてはチームメイトにも強力なライバルがいる。

 第2ステージ第7節を終え、得点ランキングトップはFWピーター・ウタカ(広島)の16ゴール。これを14ゴールの大久保、そして13ゴールのFW小林悠が追っている。小林はこの日、クラブ記録を更新する7試合連続ゴールをマーク。これには大久保も「前に行く勢いがある。ノッているときは何でも入っちゃう」と素直に賛辞を送る。

 次節13日の鳥栖戦(ベアスタ)でJ1タイ記録の8試合連続ゴールがかかる小林に対し、「J記録に挑戦できるのは一人だけ。それを楽しんでほしい」とエールを送る大久保は「アシストしてあげたいか? それもある。俺はパスも出せるからね」と、得点王を争うライバルへの“援護射撃”も約束した。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第7節 スコア速報

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