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自力突破消滅も最終戦勝利誓う浅野「あとはサッカーの神様が決めること」

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[8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]

 反撃の狼煙をあげたのはやはりこの男だった。0-2とリードを2点に広げられた直後の後半22分、途中出場のMF大島僚太が縦パスを入れ、FW南野拓実が鮮やかなターンから短いスルーパス。これに反応したFW浅野拓磨(アーセナル)が左足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らした。

「(南野)拓実からいいパスが来たので、落ち着いて振り抜くだけだった」。浅野は初戦のナイジェリア戦(4-5)に続く2試合連続ゴール。「ゴールになって良かったけど、まだ1点を追う展開だったので、もう1点取らないといけないと思っていた」。1-2と追い上げ、後半29分にはMF中島翔哉のミドルシュートで2-2の同点に追いついた。

 引き分けでグループリーグ突破に望みをつないだが、勝ち切れたという思いも強かった。後半開始1分には左足ミドルがGKの手をかすめてクロスバーを直撃。試合終盤は完全に足の止まったコロンビアを押し込み、何度もチャンスをつくった。後半アディショナルタイムには南野からのロングパスに走り込んだ浅野が胸トラップから右足でシュート。決定的な場面だったが、GKの好セーブに阻まれた。

「追いつく力があると思っていたし、追いついて勝ち越せると思っていた」。2試合を終えて1分1敗の勝ち点1。自力突破の可能性は消滅したが、現地時間10日(日本時間11日)のスウェーデン戦に勝って、コロンビアがナイジェリアと引き分け以下に終われば2位通過できる。

 浅野は「終わったわけではない。最後の最後、自分たちの持っている力を出し切って、あとはサッカーの神様が決めることだと思う。自分たちは持っている力を120%出したい」と、最終戦での白星を誓った。

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