beacon

決勝弾の起点はハーフナー! ADOデンハーグが太田欠場フィテッセに逆転勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.13 エールディビジ第2節 フィテッセ 1-2 ADOデンハーグ]

 エールディビジは13日、第2節2日目を行い、DF太田宏介の所属する2位フィテッセはホームでFWハーフナー・マイク所属の3位ADOデンハーグと対戦した。フィテッセに先制を許したADOデンハーグだったが、後半16分にハーフナーを起点としたカウンターから逆転ゴールを挙げ、2-1で勝利。先発出場のハーフナーは後半44分までプレーし、ベンチスタートの太田は出番なしに終わった。

 開幕2戦目で迎えたエールディビジ日本人対決。しかし、前節2ゴールのハーフナーが3トップの頂点でスタメン出場した一方で、フィテッセの太田は先発メンバーから外れた。左サイドバックには、開幕戦の後半途中に太田との交代で出場したDFアルノルト・クライスワイクがスタメン起用された。

 序盤から主導権を握ったのはフィテッセ。サイドの攻防で優位に立ち、ピッチを広く使ったパスワークでADOデンハーグを押し込んだ。

 ほぼワンサイドゲームで攻め続けたフィテッセは前半22分に先制する。右サイドからのクロスをPA内中央のDFグラム・カシアが胸で落とし、右横でフリーのFWリッキー・ファン・ウォルフスウィンケルが右足でシュート。一度は相手GKに弾かれるも、こぼれ球を自ら右足で蹴り込んだ。

 守勢のADOデンハーグも前半31分にワンチャンスを生かす。DFウィルフリード・カノンが左サイドから低めのクロスを送ると、ニアに走り込んだFWヘルファネ・カスタネールが左足で合わせ、同点ゴールを奪った。

 前半34分には右サイドでFKを獲得し、キッカーのMFエドゥアール・デュプランが右足で鋭いクロスを送る。ファーのハーフナーが相手DFに競り勝ち、ヘディングで合わせるも、コースがなく相手GKの正面。ハーフナーのファーストシュートは得点に結びつかず、前半は1-1で折り返した。

 後半もイニシアチブを握ったのはホームのフィテッセだったが、次の1点を奪ったのはADOデンハーグだった。後半16分、自陣左サイドで味方のクリアボールを収めたハーフナーがキープから後方のMFアーロン・マイェルスに落とし、マイェルスのロングパスにカスタネールが走り込む。

 左サイドを抜け出したカスタネールはドリブルでPA内に持ち込むと、ゴールエリア左脇から右足で冷静にゴール右に決め、この日2点目をマーク。ハーフナーを起点としたカウンターからADOデンハーグが試合をひっくり返した。

 リードを許したフィテッセは、後半17分に16歳のMFミッチェル・ファン・ベルゲンを投入するなど反撃を試みたが、ADOデンハーグが最後まで体を張って守り抜き、2-1で勝利。ADOデンハーグが開幕2連勝を飾り、フィテッセは今季初黒星を喫した。

●欧州組完全ガイド

TOP