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「妻のためにもゴールを…」都倉2発などで札幌が前節の敗戦払拭

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[8.14 J2第29節 札幌3-1山形 札幌ド]

 前節・横浜FCに11試合ぶりの敗戦を喫した北海道コンサドーレ札幌が、モンテディオ山形に3-1で勝利し、仕切り直しの一戦を白星で飾った。一方の山形は8試合白星なし(3分5敗)となった。

 試合は前半11分に動く。札幌はFW内村圭宏がPA右でDF渡辺広大に倒され、PKを獲得。キッカーのFW都倉賢が冷静にGKの逆に蹴り込み、早々に札幌が先制した。

 対する山形は前半14分、MF佐藤優平のFKからFW林陵平のヘッドで合わせたがゴール上に外れる。それでも主導権を握ると、同21分にMFディエゴが左足シュート。同38分には佐藤のラストパスをPA左で受けた林が左足を振り抜くも、わずかに枠の右に外れ、前半のうちに追いつくことはできなかった。

 すると、後半13分に札幌がラッキーな形で追加点を挙げる。右CKからキッカーのMF上里一将がゴール前に放り込むと、MF川西翔太の頭に当たってゴール方向に飛んでしまい、オウンゴール。リードを2点に広げると同17分には、内村がドリブルで相手DFをかわしてPA右のライン際から中央に折り返す。これに反応した都倉がヘッドで押し込み、3-0とした。都倉は得点ランキングでFW鄭大世(清水)と並びトップタイに浮上した。

 山形も反撃に出る。後半18分、MF鈴木雄斗がドリブルでタメを作り、PA右のFW永藤歩に送る。永藤がグラウンダーで中央に折り返したボールを林が合わせ、1-3。山形が反撃の狼煙を挙げると、直後の同19分に林に代えてFW大黒将志を投入し、さらに攻勢を強めた。

 札幌も後半35分にMF小野伸二を入れ、したたかにダメ押しをゴールを狙った。試合はそのままリードを守り抜いたが札幌が3-1で勝利。試合後のヒーローインタビューで都倉は「前節アウェーですごい悔しい負け方をした。今日は2万人入ってふがいない試合はできないと思っていた。自分たちの流れで試合運びできて良かった」と勝利を喜び、「先日、(杉山)哲さんの第2子が産まれて、内さん(内村)が300試合達成ということもあって、いろいろ記念尽くしだった。明後日、僕の妻が誕生日なので、妻のためにもゴールを決めようと思っていた」と照れ笑いを浮かべた。

●[J2]第29節1日目 スコア速報

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