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バルサ戦フル出場の清武だが…スペイン主要メデイアは“素通り”

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 14日に行われたスペイン・スーパー杯のファーストレグ、ホームでのバルセロナ戦(0-2)でフル出場を果たしたセビージャMF清武弘嗣だが、スペインの主要メディアは同選手への関心を示さなかった。

 UEFAスーパー杯のレアル・マドリー戦(2-3)に続いて、バルセロナとタイトルを懸けた一戦でもフル出場を果たした清武だが、現地の主要メディアの注目は引けなかった。スペインの新聞で最大の発行部数を誇るスポーツ紙『マルカ』の紙面において、清武の名は出場記にのみ記され、プレーについての言及は一切なし。10点満点の採点では5点だった(セビージャの最低点はMFマティアス・クラネビッテル、FWルシアーノ・ビエットの4点で、最高点がGKセルヒオ・リコの7.5点)。

 一方、『マルカ』同様にマドリッドに本拠を構える『アス』の紙面でも、試合に関連する記事の中に清武の名はなく、ただ出場記録が記されたのみ。メンバー表の横に記された3点満点の採点は、セビージャのほか7選手と並んで最低点の1点となっている。

 またカタルーニャに本拠を置き、バルセロナを贔屓としているスポーツ紙『ムンド・デポルティボ』と『スポルト』の紙面でも“素通り”は変わらず、採点のみが掲載された。

『ムンド・デポルティボ』の清武の採点(5点満点)は、チームのほか7選手と同様に2点(最低点は途中出場のMFパブロ・サラビア、FWウィサム・ベン・イェデル、MFガンソの1点)。同紙はバルセロナの試合で、各チームの選手毎の評価も載せるが、清武はMFスティーブン・ヌゾンジ とともに省かれている(もちろんバルセロナは全選手掲載)。また『スポルト』における清武の採点(10点満点)は、ビエット、イェデルとともに最低点となる4点だった。

 一方セビージャの地元のスポーツ紙『エスタディオ・デポルティボ』は、全国4紙と異なり記事内で清武に言及。「清武、フランコ・バスケス、ビエットもビトロ同様に高い質を有しているが、連係を確立するためには試合をこなしていかなければ」と、ホルヘ・サンパオリ新監督率いるセビージャがチームとしてまだ完成していないことを強調した。またセビージャの一般紙『ディアリオ・セビージャ』は各選手の寸評で、清武について「ボールに触れる、それをつなぐことは知っている。しかし何か脆い感じがある」と記している。

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