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名門復活の実績あり コンテ監督「ユベントスの時と同じだ」

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 アントニオ・コンテ監督はユベントス時代の経験がチェルシー再建への大きな後ろ盾になると信じているようだ。英『ミラー』が伝えている。

 コンテ監督は2011年5月、2年連続7位に終わったユベントスの復権を託され、新指揮官に就任。初年度の2011-12シーズンにいきなり優勝を果たし、チームに8年ぶりとなるスクデットをもたらした。その後、2013-14シーズンまでリーグ3連覇を達成。2014年7月にユベントスの監督を退任し、翌8月にイタリア代表監督の座についたが、同代表の在任期間中である今年4月、新シーズンからチェルシーの指揮を執ることが発表されていた。

 昨季プレミアリーグで10位に終わったチェルシーの立て直しを任されたコンテ監督は、ユベントス時代を振り返り、現在の状況は当時と似ていると話す。

「ユベントスは何年も優勝していなかった。だから最初は簡単じゃなかったよ。選手たちも自信がなく、自分たちを信用できていなかった。それを何とかすることが大事だった。必死に選手たちに働きかけたことを覚えているよ。今回も同じような状況だ」

「悪いシーズンを過ごし、10位に終わってしまったことはチェルシーの選手たちにとって良くないことだった。自信は消失し、ファンも今の状況に不満を持っている。だが、こうした状況の時、唯一信じられる言葉がある。それは勤勉だ。良いときも悪いときも、ともに乗り越えていければ、すぐにタイトル争いに加わることができるようになるだろう」

 低迷していたユベントスを自らの手でよみがえらせたコンテ監督の言葉には実感がこもる。「チームの立て直しは簡単なことではない。しかし、それでもやらなければならない。正しい目的意識を、そして戦うための魂を持たなければならないんだ」。自信を失ったチームに熱血指揮官が再び火を灯すか。

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