beacon

磐田、待望の第2ステージ初勝利! アダイウトン2発&パパドプーロス決勝弾で打ち合い制す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.24 J1第2ステージ第10節 福岡2-3磐田 レベスタ]

 ジュビロ磐田アビスパ福岡との打ち合いを3-2で制し、第2ステージ初勝利を挙げた。前節まで0勝5分4敗、15位に沈んでいたが、10節目で待望の初白星。FWアダイウトンの2得点、DFパパドプーロスの来日初ゴールで接戦を制した。

 試合は激しいシーソーゲームとなったが、終わってみれば3-2、シュート数でも11対6と磐田が上回った。2か月ぶりの勝利にパパドプーロスは「この1勝は遅すぎたが、勝ち点を取っていきたい」と力を込める。磐田はこれがJ1通算350勝の節目の勝利にもなった。

 前半9分、アダイウトンの第2ステージ初得点で磐田が先制。トップ下に入ったMF川辺駿が敵陣センターサークル内からDFラインの裏へ浮き球のパスを送ると、福岡DF亀川諒史が自陣でクリアミス。すると、アダイウトンが身体を入れて亀川をかわし、浮き球にうまく右足アウトで合わせ、ゴールに押し込んだ。

 しかし、前半16分に福岡が同点に追い付く。MF三門雄大が左サイドに開いたMF為田大貴に展開。為田はドリブルで攻め上がると、DFラインとGKの間にクロスを送る。ファーに走りこんだMF城後寿が滑り込んで右足を伸ばし、ゴールネットを揺らした。

 1-1で折り返した後半15分、福岡が逆転に成功する。左サイドの敵陣深くからFW金森健志がドリブルでPA内に切り込むと、中央の三門へパス。三門のシュートはGKにセーブされるが、このこぼれ球に反応した為田が左足のダイレクトで決め、自らの23歳の誕生日をゴールで祝った。

 逆転を許した磐田だが、失点から3分後の後半18分にアダイウトンがこの日2得点目となる同点弾を決めた。川辺が相手DF3人を引き付けてPA右のFWジェイへパス。ジェイがダイレクトシュートを放つと、GKに一度弾かれるも、アダイウトンが押し込み、2-2の同点に追いついた。

 勢い付く磐田は後半24分、センターラインを越えた位置からMF上田康太が浮き球のFKをPA右へ送り、ジェイがヘディングで折り返す。中央のパパドプーロスがヘディングで競り勝ち、ゴール左隅へ流し込んだ。今年5月に加入した元ギリシャ代表の来日初ゴールが決勝点。磐田が3-2で競り勝った。

 試合後のインタビューで決勝点について聞かれたパパドプーロスは「チームが勝ち切って勝ち点3を取ったことが重要」とフォアザチームを強調。「全員がハードに動いて気持ちを込めてやった。全員が最後まで戦った」と中3日の死闘を振り返った。

 福岡は後半32分、FW邦本宜裕を投入し、4バックに変更。最後までゴールを狙ったが、同点弾を奪うことはできなかった。これで4連敗を喫し、7試合白星なし(2分5敗)。年間最下位に沈んでいる。

●[J1]第2ステージ第10節1日目 スコア速報

TOP