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あと一歩でヒーロー…好調ハーフナー、チーム救うスーパー同点弾もPK失敗で逆転ならず

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[8.28 エールディビジ第4節 ADOデンハーグ1-1ヘラクレス]

 エールディビジは28日、第4節3日目を行い、FWハーフナー・マイクの所属するADOデンハーグはホームでヘラクレスと対戦し、1-1で引き分けた。先発フル出場のハーフナーは、前半28分に開幕戦以来3試合ぶりとなる今季3ゴール目で同点としたが、後半35分にPKを失敗し、逆転勝利には結び付けられなかった。

 開始から劣勢の展開を強いられたADOデンハーグ。前半18分にはヘラクレスの直接FKを味方GKがファンブルし、こぼれ球をDFロビン・ゴゼンス押し込まれて先制点を献上してしまった。

 しかし、この嫌な空気をハーフナーが個の力で振り払う。前半28分、FWヘルファネ・カスタネールが頭でフリックしたボールを受けたハーフナーは、相手DFの間をうまくかき分け、PA内左に進入。スピードに乗ったまま浮いたボールを左足で強くインパクトすると、相手GKの手もとで鋭く落ちるシュートがゴール右隅に突き刺さり、同点弾を奪った。

 ADOデンハーグは後半も相手の攻撃をしのぎながらチャンスをうかがう。後半6分には左CKを獲得し、MFエドゥアール・デュプランのクロスにPA内中央のハーフナーが飛び込むが、叩きつけたヘディングシュートは枠の右に外れた。

 ハーフナーは後半13分にもデュプランの左クロスにニアで合わせるが、豪快ヘッドは相手GKの正面へ。それでもADOデンハーグは、フィニッシャーとして存在感を出し始めたハーフナーを中心に戦況をひっくり返した。

 ADOデンハーグのエースは後半20分に裏への浮き球に反応して左足で、同23分には右クロスから頭でゴールを狙うが、いずれも逆転弾とはならず。そして同34分、PA内でパスを受けたハーフナーがマークを背負った状態からルーレットでかわそうとしたところで、カバーに戻った相手DFに足を引っ掛けられ、PKを獲得する。

 倒された直後からボールをつかんで離さなかったハーフナー。後半35分、自ら獲得したPKのキッカーを務め、左足で相手GKのタイミングを外す緩いシュートを放つ。しかし、クロスバーをわずかに越えてしまい、逆転の絶好のチャンスを逃した。

 その後も相手ゴールに迫ったADOデンハーグだったが、1-1のままスコアは動くことなく試合終了。開幕からの連勝は3でストップした。

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