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ミランで開幕2試合出番のない本田、「序列が低い」理由は…

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 自分自身が置かれた立場は痛いほど理解している。ミランで開幕から2試合連続でベンチ入りしながら出場機会のない日本代表FW本田圭佑は率直に認めた。

「何の状況が変わったかというと、契約が満了に向かっている選手ということで、序列のスタートポジションが低い」。14年1月に3年半契約でミランに加入した本田は来年6月末で契約が満了する。海外のクラブでは、契約が1年を切った選手よりも長期の契約を残している選手が“優遇”されるのはよくあることで、本田が定位置をつかむには相当なアピールが必要になりそうだ。

 今季から就任したビンチェンツォ・モンテッラ新監督の下、「アプローチを変えないと、簡単には出られないのかなと思う」と話す本田は自ら歩み寄ることも考えている。「イタリア語でコミュニケーションが取れないので、僕から寄っていくことはあまりないけど、ちょっと(英語を)話せるモントリーボを使ってコミュニケーションを取ることも考えている」と、指揮官の信頼を勝ち取るべく、あらゆる手段を模索しているようだ。

(取材・文 西山紘平)

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