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「何て日だ!」ビジャレアル戦で途中交代の清武、スペイン紙は軒並み低評価

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 28日のリーガ・エスパニョーラ第2節ビジャレアル戦(0-0)で2戦連続となる先発出場を果たしたセビージャMF清武弘嗣だが、スペインメディアの評価は芳しくなかった。

 開幕節エスパニョール戦(6-4)に続き先発した清武。4-1-3-2、4-4-2の変則システムにおいてトップ下、またMFスティーブン・ヌゾンジと並んで2ボランチの役割を務めたが、前半のパス成功率は69%と精度を欠いた。セビージャのホルヘ・サンパオリ監督は後半16分に切った最初の交代カードで、清武をFWベン・イェデルに代えている。

 スペインメディアは、この試合の清武に低評価をつけている。セビージャの現地スポーツ新聞『エスタディオ・デポルティボ』は、紙面の試合レポートで「セビージャは攻撃スタート時にパスミスを重ねたが、それを繰り返していたのは清武だった」と記載。また清武の採点(10点満点)はDFコロ、MFフランコ・バスケス、イェデルと並び4点(チーム最低はFWルシアーノ・ビエットの3点)で、次のような寸評を記した。

「動いてはいたが…。最初のパスの出し手としてプレーに流動性を与えたようとしていたが、効果はなかった。セビージャのほかの選手にとって、チームメイトになり得なかった」

 また全国紙のスポーツ新聞『マルカ』の採点(3点満点)で、清武はヌゾンジ、MFパブロ・サラビアと並びチーム最低となる0点だった。また『マルカ』同様に3点満点で採点をつける『アス』でも清武は0点となったが、同点数の選手はこの日本人MFのみ。『アス』は紙面で、プレーが最も酷かった選手におくる「何て日だ!」に清武を選び、「今日の試合展開は彼のキャパシティーを超えるものだった。危険なところでボールを失いまくった」と記している。

 なおサンパオリ監督率いるセビージャは、中盤の底で攻撃を組み立てられる選手を欠いており、この試合の清武はその役割も請け負った。ミスを重ねたのが慣れないその役割を務めていたときであったことは、考慮しなくてはならないだろう。

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