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「レフェリングのことを言えばそれまでになる」…長谷部が挙げる反省点

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[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 節目の試合だった。ロシアW杯アジア最終予選初戦UAE戦で国際Aマッチ100試合目の出場を飾ったMF長谷部誠(フランクフルト)。史上6人目の記録達成を白星で飾りたかったが、試合には1-2で敗れて最終予選は黒星スタートになった。

 幸先は良かった。前半11分にMF清武弘嗣(セビージャ)が蹴り出したFKをファーサイドのFW本田圭佑(ミラン)が豪快にヘッドで叩き込み、先制点を奪取した。長谷部も「そこまではゲームプラン通りだった」と手応えをつかんでいた。

 しかし、前半20分にFWアハメド・ハリルに強烈な直接FKを決められて同点に追い付かれると、後半9分には長谷部の「個人的なミスからボールを奪われて」決勝点となるPKを献上してしまう。「こういう試合で小さなミスは命取りになる。経験ある選手として、そういうことを起こしてしまい、チームに迷惑を掛けてしまった」と反省を口にした。

 後半32分にはFW浅野拓磨のシュートがゴールラインを割ったかのように見えたが、判定はノーゴールに。「あの場面に関してはゴールだったと思う」と話しながらも、「レフェリングのことを言ってしまえば、それまでになってしまう」と語り、反省すべきは「試合運びや自分たちの勝負強さ。そういう甘さが多々ある」とした。

 先制しながらも、ミスからカウンターを浴びて同点につながるFKを与えた。そして、自らのミスから相手にボールを奪われ、数人で囲みながらもPA内でファウルを犯してPKを献上しての逆転負けに、「自分たちで自分たちのクビを締めた」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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