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[MOM1866]前橋育英FW高橋尚紀(1年)_“優勝決定試合”で5得点の大爆発!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 2016 Rookie League A group第9節 鹿島学園高 1-13 前橋育英高 時之栖うさぎ島G]

 優勝を懸けた一戦で圧巻の5ゴール。もちろん、味方の好守やチャンスメークに支えられて実現した記録だが、それでも前橋育英高のFW高橋尚紀は「とにかくチームのために献身的なプレーを目指して頑張りました」という献身性と持ち味の抜け出しを存分に発揮してチームの大勝に貢献した。

 まずは前半4分、GKを交えてポゼッションしてくる鹿島学園高の隙を狙っていた高橋はそれが乱れたところを逃さずにインターセプト。難なく抜け出した高橋はGK不在のゴールに先制の右足シュートを流し込む。さらに7分にはFW深澤康太のシュートのこぼれ球を押し込んで2点目。緊張感高い“優勝決定試合”だったが、わずか7分間で2点のリードをもたらした。

 先発起用されたこの試合で何とか結果を残したかった。「自分は怪我しちゃって1か月半くらいできなくて、この試合に賭けていた。みんなに迷惑かけた分、点数取ったりしたかった」という高橋は26分にもスルーパスから右足で決めてハットトリックを達成。後半にも2得点を加えて“迷惑をかけた分”をしっかりとゴールで返した。

 クマガヤSC時代からの先輩で現在前橋育英のAチームで10番を背負うFW飯島陸を追う形で進学。「身近な目標で飯島さんみたいになりたいと思っています」と力を込める。まだAチームに上がっていないという高橋がこれからAチームで出場するためには、その先輩FWたちを上回っていかなければならない。「今後は優勝の試合に出れたことを活かして大事な試合で点を取れるFWになっていきたい。全国大会で得点王になれるように日々努力していきたい」。大事な試合で活躍した自信を胸に、より謙虚な姿勢で努力し、上のステージを目指す。

[写真]前半4分、前橋育英はFW高橋が右足で先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)
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