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[MOM1867]矢板中央MF板橋幸大(1年)_155cmドリブラーがインパクト十分のスーパーゴール

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 2016 Rookie League A group第9節 西武台高 0-3 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 矢板中央高はMF板橋幸大がスーパーゴールを決めて前半で勝敗の行方を決定づけた。西武台高のミスにつけ込み、2点を先取した矢板中央はさらに前半40分、右サイドからのパスを左中間で受けた小柄な背番号26が連続の切り返しでDF2人を振り切り、左足シュート。利き足と逆足から放たれた一撃は素晴らしい軌道を描いて逆サイドのサイドネットへ突き刺さった。

「最初切り返した時に右足で打てたんですけど、相手が2枚ずれたんでもう一度切り返して打ちました。昨日も(チームメートに)付き合ってもらってあの角度から練習していた。狙い通りです」という会心の一撃。わずか3分前に投入されたばかりだったが、普段からAチームで交代出場に慣れているというMFは金子文三コーチも賞賛したゴールで3-0とした。

 Rookie Leagueの日大藤沢高戦でゴールを決めるなど結果を残してAチーム入り。栃木県1部リーグでも出場を重ねている155cmの小さなアタッカーだ。「ボール持った時に後ろ向かないで、DFいてもパスでもドリブルでも相手を打開してゴールを狙える選手になりたいです。どんなDFが来ても抜けるように。高い選手が来ても負けないような個人技が欲しいです」というドリブラーはこの日一発のゴールでその実力の高さを見せつけた。

「憧れの選手はネイマール選手とUAEのオマル選手です」とテクニシャンの名を挙げた板橋。U-16の全国大会へ出場するためには3日の帝京高戦、そして流通経済大柏高戦と続くプレーオフで連勝しなければならない。大事な局面で再び素晴らしいゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)
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