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「俺もいるんだぞ」ダメ押し弾のFW李…MF関根の“約束”のアシストに感謝

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[9.4 ルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和 4-0 神戸 埼スタ]

 後半27分からピッチに立った浦和レッズFW李忠成がチーム4得点目となるダメ押し弾を決めた。第1戦で1得点1アシスト、この日も2得点を挙げたMF高木俊幸の活躍に刺激を受けていた。「トシ(高木)も点を取っているし、他の選手も良かった。『李もいるんだぞ』というところをアピールしたいという気持ちで入って、ゴールを取れて良かった」。

 終わってみれば4-0の完勝。浦和は2試合計6-1として、ルヴァン杯準決勝に駒を進めた。「アドバンテージを使い、落ち着いてゲーム運びをする中で点を取れて、突破という意味でいい試合ができた」とベスト4進出に貢献できたことを喜んだ。

“約束”のアシストだった。後半39分、左サイドを突破したMF関根貴大がPA内に侵入し、中央へと折り返す。「ほぼ関根のゴールといっても過言ではないくらい良いパスが来た。最後は入れるだけだった」。普段から関根にアシストを求めてきたという李が、“約束”のアシストにピタリとダイレクトで合わせてネットを揺らす。ゴール後に関根から、「ナイスゴール。アシストできて良かったです」と声をかけられたことを明かし、笑顔を見せた。

 ルヴァン杯準決勝を決めた直後だが、すでに視線は10日に行われるJ1第2ステージ第11節ホーム鳥栖戦に向けられている。「絶対勝ち点3を取らなきゃいけない。チーム一丸となって残りの試合を戦っていかなければいけない」と逆転での第2ステージ制覇、そして年間首位に向けて気を引き締め直した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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