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“神童”エーデゴーアの現在...「知らない町で無名のチームと対戦している」

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15歳と253日でノルウェーA代表デビューを飾った逸材

 レアル・マドリーMFマルティン・ウーデゴーアは正念場を迎えているのかもしれない。ドイツやオーストリアのメディアが同選手の現状を分析した。

 15歳と253日という史上最年少の記録でノルウェーA代表デビューを飾ったエーデゴーア。「神童」「史上最高のタレント」と称された青年は、2015年1月に16歳の若さでレアルと6年契約を結んだ。

 だがレアル移籍後、エーデゴーアのキャリアは停滞している。2015年の5月にリーガエスパニョーラデビューを飾ったものの、それ以降トップでの出場機会はなし。この夏には、レンヌ行きの可能性が浮上したが、実現しなかった。今季もレアルのBチームにあたるカスティージャでプレーする日々が続いている。

 ドイツ『Die Welt 』は「2度の夏が過ぎ去り、エーデゴーアの将来は不透明となっている。カスティージャで、週末にはその辺りの街でラージョ・マハダオンダやサムディオといった(無名の)チームと試合をしている」と17歳MFに皮肉をとばしている。オーストリア『Kurier』も「エーデゴーアがレアルに移籍してから、1年半という時間の経過を除き、何か変化はあっただろうか? それほどない。イングランドのプレミアリーグやフランスのリーグアンでプレーするのではなく、今もスペインのセグンダB(3部)でプレーしている」と同様の見解を記した。

 一方、今でもエーデゴーアを高く評価する者もいる。ボルシアMGのマックス・エベールSDは「我々のところにいれば、チャンピオンズリーグでプレーしていただろう」と述べ、選手の能力に疑いの余地はないと主張した。

 だが、やはり16歳でのビッグクラブ入りは時期尚早だったのかもしれないい。元ノルウェー代表のヒュティル・レクダル氏は「すべてが早く起こり過ぎた。オランダのリーグでキャリアを始めるべきだった」と後輩の不遇を嘆いている。

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