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[MOM1881]青森山田FW檀崎竜孔(1年)_大一番で連発!エースが抜群の勝負強さ示す

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後半19分、青森山田はFW檀崎が決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.18 NB CHAMPIONSHIP U-16 1位T1回戦 市立船橋高 1-2 青森山田高 時之栖裾野G]

 1-1の後半19分、青森山田高はPKのチャンスを得ると、15年U-15日本代表候補のFW檀崎竜孔がペナルティスポットへ。重圧のかかるPKを右足でゴール左へ流し込むと、そのままベンチ方向へ走り出してタッチライン際でスライディング。チームメートたちと喜びを爆発させた。

 市立船橋高との戦いは紙一重の勝負だった。「正直言って難しかったんですけど、耐える時間が長くて攻撃に進める時間があまりなかった。でもPKをものにしてしっかり決めることが出来て良かった」。攻められる時間も長く、苦しい展開。だが、「みんな耐える時間で、すごい耐えてくれている。しっかりサボらずできている。(相手の攻撃は)怖くないですね。自分たちの、山田の守備ラインは負ける気がしないというか、点取られる気がしない」。

 全幅の信頼を寄せている守備陣が相手に勝ち越し点を許さずに守り続けてくれた。その中で「自分的にはあんまり活躍した感じはしないんですけど、チームのために走って鼓舞してやっていた。ドリブルの部分でしっかり仕掛けられていた。しっかりチャレンジできていた」というエースはDFを単騎で攻略して決定機をつくり出し、そして決勝点を決めた。その檀崎は静岡学園高との準決勝でも2試合連続となる決勝点。同じく優勝候補だった前橋育英高との初戦で2ゴールを決めるなど、大一番で連発しているエースは「仲間が繋いでくれたボールを自分が決めるだけだった」と仲間たちに感謝した。

 檀崎をマン・オブ・ザ・マッチに推した千葉貴仁コーチはそのFWについて「(2、3年生の支えもあるが)練習でも遠慮せず3年生入っている中でもリーダーシップ取ってやっている」という。入学当初から比べても取り組む姿勢が向上し、日頃から意識高く成長を目指してきた。試合ではチームのためにハードワークすることを何より意識。同時にアタッカーとして「自分も負けていられない」と他のアタッカーたち以上に結果を残すことも重視している。だからこそ、得点王宣言をし、自身にもプレッシャーをかけてきた。決勝もまずは勝利すること。そして自身も3戦連発となるゴールを決める。 

(取材・文 吉田太郎)
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