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急成長の理由を語るラッシュフォード「以前はテクニックを周りに見せたがるタイプだった」

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FWマーカス・ラッシュフォードが急成長の理由を明かした

 マンチェスター・ユナイテッドの18歳FWマーカス・ラッシュフォードが短期間で急成長を遂げた理由を語った。クラブ公式サイトがインタビュー内容を伝えている。

 ラッシュフォードはユナイテッドのU-16時代、トップ下かウイングでプレーすることが多く、現在のようなゴールゲッターのタイプではなかったようだ。しかし、彼のフィニッシャーとしての才能に目をつけたコーチのコリン・リトル氏による熟練した指導のもと、今のスタイルを確立したという。

「リトルコーチの練習のおかげで、試合に対する意識が変わった。これまでは足もとにボールを収めて、自分に何ができるかを周りに見せたがるタイプだった。でも今は違う方法で試合に影響を与えられることも分かっている。彼との練習で、試合に対する意識が変わったんだ」

 ストライカーとして成長を遂げたラッシュフォードは、今年2月25日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦のミッティラン戦でトップチームデビューを果たし、いきなり2得点をマーク。同28日の第27節アーセナル戦でプレミアリーグデビューを飾ると、ここでも2ゴール1アシストと爆発し、一気にスターダムにのし上がった。

 今やクラブだけでなく、イングランド代表でも存在感を高めているラッシュフォード。今季のプレミアでも3試合の出場で2得点と、ゴール前で勝負強さを発揮している。

「10番のポジションでプレーした経験を後悔なんてしていない。必要ならプレーできるということだからね。トップ下、両ウイング、最前線でもプレーできる。試合では、より多くの武器を持っているということだよ」

「これまではドリブルで相手に立ち向かい、チャンスを作り、点を決める選手を尊敬していた。でも、その当時の自分がなりたいと思った理想と、今の理想とでは異なるんだ」。心身ともにストライカーとして目覚めた男は、トップチームの選手として初めてフルで臨むシーズンもブレずにゴールへ突き進む。

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