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岡崎の今季初ゴール含む2発も…レスターはセスクの延長戦2発に沈む

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レスターはMFセスク・ファブレガスの2ゴールに沈んだ

[9.20 EFL杯3回戦 レスター・シティ2-4(延長)チェルシー]

 イングランドフットボールリーグ杯(EFL)は20日、各地で3回戦を行った。日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでチェルシーと対戦し、延長の末に2-4で敗れた。公式戦3試合ぶりの先発となった岡崎は、今季初ゴールを含む2ゴールを挙げ、後半30分までプレーし、勝利に貢献した。

 プレミアリーグからの過密日程ということもあり、互いにメンバーを大きく変えてきた。17日のバーンリー戦で今季2勝目を飾ったレスターは7人を変更。MFアンディ・キングやFWアーメド・ムサらが先発出場した。一方、16日のリバプール戦で今季初黒星を喫したチェルシーも7人を入れ替え、今夏加入のDFマルコス・アロンソやMFセスク・ファブレガスらがスタメンに名を連ねた。なお、初凱旋となったMFエンゴロ・カンテはベンチスタートとなっている。

 チェルシーは前半5分、DFダビド・ルイスのロングフィードで裏を取ったFWペドロ・ロドリゲスが、胸トラップでGKロン・ロバート・ツィーラーをかわして右足でゴールネットを揺らす。しかし、裏に抜け出した時点でオフサイドだったようで、早々の先制点とはならなかった。

 すると、レスターが試合の均衡を破った。前半17分、ハーフェーライン付近でM・アロンソのパスをカットすると、少ないタッチでパスをつないで右サイドからムサがクロスを上げる。ニアに飛び込んだ岡崎には合わなかったが、DFセサル・アスピリクエタが処理を誤ると、PA右のライン際から岡崎がヘッドで押し込む。アスピリクエタが掻き出したかに見えたが、得点は認められ、先制点。岡崎が今季公式戦初ゴールを記録した。

 さらにレスターは前半34分、敵陣でボールを奪うと、キングが浮き球ラストパス。これに反応した岡崎が胸トラップから右足シュートを放ち、2-0。岡崎の2ゴールでリードを広げる。だが、前半終了間際のアディショナルタイム1分にセスクの右CKからDFガリー・ケーヒルにヘッドで押し込まれ、2-1。嫌な流れで前半を終えた。

 1点を返して後半を迎えたチェルシーが早々に同点に追いつく。同4分、DFマルチン・バシレフスキのクリアボールをPA手前からアスピリクエタが右足ダイレクトボレーを叩き込み、2-2。試合を振り出しに戻した。さらに同25分にも決定機。D・ルイスからのロングフィードで裏に抜け出した途中出場のFWジエゴ・コスタがGK位置を確認して右足シュートを放つ。決まったかにみえたが、右ポスト外側ギリギリをかすめていった。

 同点とされたレスターは後半29分、GKツィーラーが前線に蹴り出したボールをムサが受け、スピードをいかして裏に抜け出し、右足ループ。GKアスミール・ベゴビッチのファインセーブで右CKを得ると、入ったばかりのFWレオナルド・ウジョアが放ったヘディングシュートをキングが頭で方向を変える。勝ち越しのチャンスだったが、ボールは無情にもクロスバー上に外れてしまう。

 チェルシーは後半39分にD・ルイスのロングフィードからD・コスタが立て続けにシュートを放つなど、縦に早い攻撃を展開。すると、同44分にレスターのバシレフスキが一発退場となり、数的優位に立つ。試合は2-2のまま延長戦に突入したが、延長前半2分にチェルシーが逆転ゴールを決める。MFエデン・アザールがD・コスタとのワンツーで中央に切れ込み、ヒールパス。ゴール前に走り込んだセスクが右足シュートを突き刺し、3-2と試合をひっくり返した。

 さらにチェルシーは延長前半4分、ゴール前でのこぼれ球をセスクが左足で押し込み、4-2。延長後半も試合の主導権を握ったチェルシーが逆転勝利をおさめた。今季リーグ戦では先発出場ないセスクだが、うっ憤を晴らす2ゴールを決め、チェルシーを4回戦進出に導いている。

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