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49歳カズが最年長出場記録を更新!!横浜FCは延長戦制し16強

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[9.22 天皇杯3回戦 長野2-3(延長)横浜FC パロ瑞穂]

 天皇杯は22日、各地で3回戦を行い、J2の横浜FCがJ3のAC長野パルセイロを延長戦の末、3-2で下し、2008年度以来、8大会ぶりの16強入りを決めた。

 今月3日の2回戦でJ1名古屋を1-0で撃破した長野は2試合連続の“ジャイアントキリング”を狙い、立ち上がりから積極的に攻勢をかけた。前半26分にはDF夛田凌輔が左サイドを突破。クロスが逆サイドに流れると、MF山田晃平のシュート性の折り返しに走り込んだFW塩沢勝吾が右足で押し込み、先制に成功した。

 1点を追う横浜は後半5分に同点に追いつく。DF市村篤司が前線にアーリークロスを送ると、こぼれ球をFW大久保哲哉が流し込んだ。しかし、長野はわずか1分後にFWコンハードがカウンターからドリブルで持ち込み、右足でシュート。再び2-1と勝ち越した。

 またもビハインドを負った横浜FCは後半14分にFWイバを投入。すると後半22分、波状攻撃からMFグエン・トゥアン・アインが長野FW宇野沢祐次に倒され、PKを獲得する。キッカーはイバ。豪快に左足を振り抜き、2-2の同点に追い付いた。

 逆転を狙う横浜FCは後半28分、MFロク・シュトラウスに代えてFW三浦知良を投入する。カズが天皇杯のピッチに立つのは2011年10月8日の天皇杯2回戦松本戦以来、5シーズンぶり。49歳6か月27日の天皇杯最年長出場記録を更新した。後半32分にはPA内でイバが胸で落としたボールをカズが狙ったが、シュートはDFがブロック。試合は2-2のまま延長戦に突入した。

 そして迎えた延長前半11分、横浜FCは右後方でFKを獲得すると、MF内田智也のクロスにアインが頭で合わせ、3-2と逆転に成功した。延長後半は守備を固め、カズも体を張ってシュートをブロックするなど、長野の怒涛の反撃を跳ね返し、リードを守り切った。

 試合後のインタビューで最年長出場記録更新を祝福されたカズだが、「ただグラウンドに立っているだけではダメ。年齢に関係なく、もっといいプレーをしないと、ピッチに立つ意味がない」と厳しい言葉を選び、「試合に出たときはゴールするつもりで、良いプレーをしたい」と、力強く話していた。

●第96回天皇杯特設ページ

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