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中2日4連戦でも出番なし…公式戦4連勝のドルト、香川は厳しい立場に

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ドルトムントは後半8分、DFウカシュ・ピシュチェクが追加点を決めてチームメイトと喜ぶ

[9.23 ブンデスリーガ第5節 ドルトムント3-1フライブルク]

 ブンデスリーガは23日、第5節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでフライブルクと対戦し、3-1で勝った。チームは中2日の公式戦4連戦を4連勝で締めくくったが、香川はいずれもベンチスタートで2試合連続の出番なし。チーム内の競争では厳しい立場に置かれている。

 ドルトムントは前半18分、DFマティアス・ギンターのスルーパスに抜け出したFWピエール・エメリク・オーバメヤンがループシュートを狙うが、ゴール左へ。同22分にはブンデスリーガ初先発となったMFエムレ・モルの左足ミドルがクロスバーを叩いた。

 それでも前半終了間際の45分、左サイドのMFマリオ・ゲッツェが鋭いボールを中に入れ、PA左からMFウスマン・デンベレがシュート性のクロス。これをファーサイドに走り込んだオーバメヤンがスライディングシュートで押し込み、先制点を奪った。

 1点リードで折り返した後半8分にはDFウカシュ・ピシュチェクのスルーパスに走り込んだMFゴンサロ・カストロの折り返しからこぼれ球をピシュチェクが右足で蹴り込み、追加点。右サイドバックの2試合連続ゴールで2-0とリードを広げた。

 フライブルクも後半15分、MFヤニク・ハベラーのスルーパスからFWマクシミリアン・フィリップが1点を返し、必死の反撃に出るが、2点目が遠かった。ドルトムントは後半19分、モルに代えてMFクリスティアン・プリシッチ、同26分にゲッツェに代えてMFラファエル・ゲレイロ、同35分にはデンベレに代えてMFセバスティアン・ローデを投入。立て続けに交代カードを切り、流れを相手に渡さなかった。

 後半アディショナルタイムには左サイドのスローインから細かくパスをつなぎ、最後はカストロのヒールパスに途中出場のゲレイロが抜け出し、左足でダメ押しゴール。3-1と勝利を決定づけた。

 14日の欧州CLレギア・ワルシャワ戦(6-0)から17日のダルムシュタット戦(6-0)、20日のボルフスブルク戦(5-1)、そしてこの日のフライブルク戦と、中2日で過酷な4連戦を戦い抜いたドルトムント。4試合で計20ゴールを量産し、好調な攻撃陣が公式戦4連勝に導いたものの、香川は4連戦すべてベンチスタートで、ダルムシュタット戦のラスト27分間のみの出場にとどまった。

 現状、4-1-4-1のシステムを採用するチームの中で2つのインサイドハーフのポジションをゲッツェ、カストロ、ゲレイロと争っている香川。ライバルとなる3人はこの日も得点に絡むなど結果を残しており、状況はさらに厳しさを増している。ドルトムントの次戦は中3日の27日。欧州CLグループリーグ第2節でホームにレアル・マドリー(スペイン)を迎える。

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