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[KING of 1v1]明成・相沢省太(2年)_圧倒的な技術で勝ち上がった新鋭校のテクニシャン

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東北予選を無敗で突破した明成高の相沢省太(2年)

 1対1で最強の“一人”を決める「KING of 1v1」高校生大会の東北予選が25日に宮城県宮城郡利府町にあるグランディ・21・フットサルコートで行われた。トーナメントAを制したのは明成高の相沢省太(2年)。チーム強化を始めた新鋭校で10番を背負う注目プレーヤーだ。

 高校では当初、フットサルを中心に活動したいと考えていたというテクニシャンは、巧みなボールコントロールで他を圧倒した。将来の夢は「フットサルでプロになること」。全国でも自慢の1対1の強さで頂点まで駆け上る。

以下、一問一答
―おめでとうございます。全国大会への切符を掴みました。
「嬉しいです。決勝戦の入場の時は負けてしまった仲間のことを考えたりしていたので、勝たないといけないなという思いになっていました。でも大会を通じては、落ち着いてできたのかなと思います。緊張も程よい感じであったので、そういう面では自分の思い通りに出来たのかなと思います」

―準決勝では同じチームの1年生の阿部優騎に先行される場面もありました。
「同じチームでやっているメンバーなので、手の内はお互い分かっていました。なので2点決められても焦らずにやろうと思っていました。負けたらチームに帰ってから何を言われるか分からないので、そこは先輩として負けられないところがありました。冷静にやれてよかったです」

―個人で仕掛けるプレーは得意なんですか?
「1対1は普段から意識しています。相手を抜けば完全に数的優位を作れる。あまり強いチームではないのですが、自分が抜ければもっと仲間が楽になると思って、責任を持ってプレーしています」

―足元の技術が目立つのは、フットサルをやっていたからだと聞きました。
「中学校の時もあまり強いチームに所属していなかったんですけど、個人的にフットサルをやっていました。それでフットサルをやっている時にたまたま明成高の顧問の先生が見てくれていて、やってみないかと声をかけてもらいました。正直言うと、サッカーを続けることは考えてなかったんです。フットサル一本でやろうと思っていたのですが、折角のチャンスなので、サッカーをやってみようと決意しました」

―今日はプーマのスパイク『エヴォタッチ』を履いてのプレーになりました。
「このスパイクはボールタッチしやすかったです。最初はいつものスパイクではないので、多少の違和感はありましたけど、慣れてきたら履きやすいスパイクでした。相手を抜ける場面も作れたので、履きやすいスパイクだと思います」

―次は全国です。どういう戦いがしたいですか?
「夢はフットサルのプロ選手になること。だから尚更、1対1が大事になる。そういう意味でもこの大会に参加して、自分の力試しがしたいと思っています」

(取材・文 児玉幸洋)

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