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三菱自動車の日産傘下入りで懸念される浦和にはJ1ライセンス「今の段階では全く問題がない」

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浦和にはJ1ライセンスが交付される

 Jリーグは28日に2017シーズンのJ1・J2ライセンスの判定結果を発表した。三菱自動車が日産自動車のグループ傘下に入ることで問題となっている浦和レッズについては、J1ライセンスが交付された。

 三菱自動車は燃費データの改ざんの問題から自主再建を断念。10月の第三者割当増資で日産自動車が三菱自動車株の34%を取得することが決まっている。三菱自動車は浦和、日産は横浜F・マリノスの筆頭株主。Jリーグ規約は、クラブ経営を支配できるだけの株式保有者が他クラブの経営を支配できるだけの株式を保有することを禁じている。横浜FMの親会社である日産が、浦和の筆頭株主である三菱自動車を傘下に入れることで、競技の公平性を担保する規約に抵触する可能性が指摘されている。

 この問題について触れたクラブライセンスマネージャーの青影宜典氏は、「ルール的には、現時点では報道であったような資本提携が実行に至っていないので、今の段階での判定には全く問題がない」との見解を示した。ただ事態を見守る必要があると話し、「抵触するような事象が起きた場合、その時の情報をもとに判断していくといった流れになる」と含みを持たせた。

(取材・文 児玉幸洋)

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