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[CL]英国対決は制御不能のド突き合い! シティは3度追いつくも公式戦連勝10でストップ

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激しい攻防を繰り広げたセルティックとシティ

[9.28 欧州CLグループリーグ第2節 セルティック3-3マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は28日、グループリーグ第2節2日目を行い、グラスゴーのセルティック・パークではセルティック(スコットランド)とマンチェスター・シティ(イングランド)が対戦。英国勢対決は両チームとも譲らず、3-3の引き分けに終わり、シティの公式戦連勝は10で止まった。

 試合は前半から激しく動いた。ホームのセルティックが開始から圧力をかけてシティを押し込むと、前半3分に早くも先制。PA左後方からのFKをPA内右のMFジェームズ・フォレストが右足で折り返し、中央のDFエリク・スビアチェンコがヘッドで合わせる。これが目の前にいたFWムサ・デンベレの胸に当たり、ゴールに吸い込まれた。

 先制を許したシティもすぐに反撃。前半11分にPA手前中央の空いたスペースでパスを受けたDFアレクサンダル・コラロフが左足でグラウンダーのシュートを打つと、スルーパスのような形でPA内中央のMFフェルナンジーニョに通る。セルティックの守備陣が手を上げてオフサイドをアピールするのを尻目に、フェルナンジーニョは左足で確実にゴール右へ沈め、1-1とした。

 しかし、これで意気消沈するセルティックではなかった。前半20分に相手のプレスをかわして高い位置までボールを運び、PA内左でラストパスを受けたDFキーラン・ティアーニーが角度のない位置から左足を振り抜く。対応していたMFラヒーム・スターリングの伸ばした右足にティアーニーのシュートが当たり、GKクラウディオ・ブラーボの逆を突く形でニアを破った。

 オウンゴールで1-2と勝ち越しを許したスターリングだったが、すぐさまティアーニーにやり返す。前半28分にショートカウンターの流れからMFダビド・シルバがスルーパスを供給し、抜け出したスターリングがPA内中央でティアーニーを左足の切り返しでかわす。シュートを阻止しようと飛び出したGKクレイグ・ゴードンが迫っていたが、スターリングはバランスを崩して倒れながらもゴール右に流し込み、シティは再び同点に追いついた。

 ハイテンションの前半を終え、後半は互いに修正を施して落ち着いた展開になるかとも思われたが、キックオフ直後にセルティックがその予想をいい意味で裏切る。後半2分、左サイド高い位置のタッチライン際からティアーニーがクロスを送り、コラロフがクリアし損ねてワンバウンドしたボールがPA内中央でフリーのデンベレのもとへ。胸トラップしたデンベレは左回りの反転から右足のボレーで華麗にゴール左へ決め、この試合3度目のリードを奪った。

 前半のデジャブのように、シティもビハインドを負ってから間もない後半10分に追いつく。スターリング、シルバが絡んだ右サイドの崩しから、PA内右に抜け出したFWセルヒオ・アグエロが右足でシュート。GKゴードンに防がれるも、跳ね返りをFWノリートが右足で蹴り込み、シティもみたびスコアをタイに戻した。

 その後はシティが優勢の展開。後半18分にシルバのクロスからアグエロがヘディングシュートを放つが、逆転ゴールとはならず。さらに同38分にはPA手前右からフェルナンジーニョが右足で狙うも、シュートはクロスバーの左上すれすれを通過。セルティックも球際の激しさを失わずに応戦し、互いに譲らぬまま3-3でタイムアップの笛が響いた。

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