beacon

[CL]前回準Vのアトレティコがドイツ王者を返り討ち!バイエルンは今季公式戦初黒星

このエントリーをはてなブックマークに追加

アトレティコは前半35分、MFヤニック・フェレイラ・カラスコが左足ミドルで先制点を奪う

[9.28 欧州CLグループリーグ第2節 A・マドリー1-0バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は28日、グループリーグ第2節を行い、D組のアトレティコ・マドリー(スペイン)はホームでバイエルン(ドイツ)と対戦し、1-0で競り勝った。昨季準決勝の再現となった注目の一戦は前回準Vのアトレティコがドイツ王者を返り討ち。2連勝でD組首位に立った。

 序盤から両チームが互いにチャンスをつくった。アトレティコは前半12分、敵陣でプレッシャーをかけたFWフェルナンド・トーレスがDFハビ・マルティネスからボールを奪い、フィニッシュまで持ち込むが、シュートはハビ・マルティネスがブロック。バイエルンも同13分、MFチアゴ・アルカンタラの浮き球パスをFWトーマス・ミュラーが右足ボレーで狙ったが、GKヤン・オブラクが弾き出した。

 バイエルンのビルドアップでのミスを見逃さないアトレティコは前半19分にも高い位置でのインターセプトからカウンターに持ち込み、MFヤニック・フェレイラ・カラスコが右足でミドルシュート。しかし、ここはGKマヌエル・ノイアーの好セーブに遭い、同22分、左CKからファーサイドに流れてきたボールを捉えたトーレスのヘディングシュートも右ポストを直撃した。

 前半34分にもMFコケの絶妙なスルーパスにトーレスが反応。PA内左から左足を振り抜いたが、ゴール左に外れる。チャンスをつくりながら1点の遠いアトレティコだったが、直後の35分、中盤のルーズボールを拾ったFWアントワーヌ・グリーズマンからパスを受けたカラスコがドリブルで切れ込み、強烈な左足ミドルでついにゴールをこじ開けた。

 1点を追うバイエルンは後半14分、ミュラーに代えてFWアリエン・ロッベンを投入するなど、選手を入れ替えながらゴールを目指す。同32分にはMFシャビ・アロンソからのロングパスをFWロベルト・レバンドフスキがヘディングで捉えたが、枠外。同36分、ロッベンの左足ミドルもゴール右に外れた。

 粘り強いディフェンスでバイエルンの反撃を跳ね返していたアトレティコは後半38分、絶好の追加点のチャンスを迎える。PA内でDFフィリペ・ルイスがMFアルトゥーロ・ビダルに倒され、PKを獲得。ところが、グリエーズマンのキックはクロスバーを直撃し、試合を決定づける2点目とはならなかった。

 それでも最後までバイエルンの攻撃をシャットアウトし、1-0の完封勝利で逃げ切ったアトレティコが2連勝。リーグ戦を含めた今季公式戦無敗を守った(5勝3分)。一方、今季開幕から続いていたバイエルンの公式戦連勝は8でストップ。カルロ・アンチェロッティ監督は就任後9試合目にして公式戦初黒星となった。

●欧州CL16-17特集

TOP