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存在感増す右の翼…3得点に絡んだ浦和MF駒井「体のキレを感じる」

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リーグ終盤戦を迎え、出場機会を増やしている浦和レッズMF駒井善成

[10.1 J1第2ステージ第14節 浦和4-0G大阪 埼スタ]

 右サイドで躍動した。浦和レッズMF駒井善成はボールを持てば鋭い仕掛けでサイドを切り裂き、正確なボールをゴール前に供給して好機を創出し続けた。

 まずは前半6分、右サイドでボールを受けて縦に仕掛け、相手2選手の注意を引きつけると、MF柏木陽介、MF武藤雄樹を経由したボールを最後はMF高木俊幸が蹴り込んで先制点が生まれた。

 2-0と2点リードで迎えた試合終盤の後半38分にはDF森脇良太からボールを呼び込むと、右サイドを駆け上がる森脇を見逃さずにスルーパス。森脇のクロスからMF宇賀神友弥の得点が生まれた。さらに同42分にはキレのあるフェイントで対面するMF今野泰幸を翻ろうすると、グラウンダーのクロスの流れから最後はFWズラタンが押し込み、チームは4-0の快勝を収めた。

「得点なり、アシストをしたかったけど、今日もなかったので残念」と悔しそうな表情を浮かべた駒井だが、コンディションの良さは明白で「走り切れるし、体のキレを感じている」と胸を張った。

 今季、京都から浦和に加入したが第1ステージは途中出場が多く、なかなか先発の座をつかめなかった。しかし、第1Sで3試合だった先発出場は、ここ数試合で飛躍的に増え、第2S第9節川崎F戦からの6試合で5試合目となった。「目に見える結果が出ないと厳しいと思う」と危機感を持ちながらも、「今日のようなプレーを継続させることが自分の成長につながると思うし、チームの優勝にも貢献できるはず」とさらに存在感を高め、チームの勝利に貢献しようと燃えている。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第2ステージ第14節 スコア速報

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