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開始40秒で讃岐にPK献上も…松本が逆転勝利で10戦負けなし! 首位札幌を猛追

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[10.2 J2第34節 讃岐2-4松本 ピカスタ]

 松本山雅FCは敵地でカマタマーレ讃岐と対戦し、4-2で逆転勝利をおさめた。讃岐は今季3度目の2連勝とはならなかった。

 試合は開始40秒で動いた。自陣から大きく蹴り出したボールから左サイドの裏に抜け出した讃岐FW木島徹也がPA右に侵入し、シュートを放つ。これがマークに戻ったDF後藤圭太の腕に当たったとしてPKを獲得。キッカーの木島がゆっくりとした助走から落ち着いてゴール右上に突き刺し、先制点を挙げる。讃岐はこれがJ2通算100点目。4試合連続ゴールとなった木島らがゴールパフォーマンスで『100』を表現した。

 早々に1点ビハインドとなった松本がすぐさま反撃に出る。前半7分、左サイドからのアーリークロスをFW高崎寛之が頭でフリックして逆サイドに流れる。PA右でこれを受けたDF田中隼磨が中央に折り返すと、ニアに走り込んだMF工藤浩平が右足で合わせ、同点とする。さらに同14分にはDF那須川将大がMF仲間隼斗に倒されて、PKを獲得。これをFW高崎寛之がゴール右に蹴り込み、2-1と一気に逆転した。

 首位・札幌(勝ち点73)との勝ち点差を縮めたい2位・松本(勝ち点64)の勢いは止まらない。前半30分、右サイドのライン際でFKを獲得すると、MF宮阪政樹が入れたボールからゴール前で混戦に。最後はDF飯田真輝が左足で押し込み、3-1とリードを広げた。

 2点を追う展開となった讃岐は前半32分、FW森川裕基が放ったミドルは右ポストを直撃。このまま前半を終えるかと思われたが、前半アディショナルタイム2分に1点を返す。PA左に侵入した木島の右足シュートは相手DFのブロックに阻まれたが、こぼれ球を回収したMF高木和正がPA手前から右足一閃。GKシュミット・ダニエルの手を弾いてゴールネットを揺らした。

 後半は前半の打ち合いから一転して静かな立ち上がりに。それでも松本は後半31分、工藤が相手のパスミスにすかさず反応し、GKと1対1の場面を作る。キックフェイントから落ち着いてふわりとしたループシュートを放ち、ダメ押し。その後も讃岐に同点を許さず、松本が4-2で逆転勝利をおさめ、10試合負けなし(5勝5分)で首位・札幌を猛追している。


●[J2]第34節 スコア速報

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