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「絶対に試合に絡む」麻也&森重が累積リーチのCB陣、植田と丸山が決意の始動

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追加招集だった9月の代表戦に続いて日本代表に選出されたDF植田直通

 常に準備はできている。公式戦にベンチ入り可能な23人より2人多い25人を招集した今回の日本代表ではセンターバック陣も通常の4人ではなく、5人が選出された。

 ハリルホジッチ監督は9月29日のメンバー発表会見で「我々のDFはすでに3人がイエローカードをもらっているので、その準備もしておかないといけない」と説明。最終予選は累積2枚で次戦が出場停止になるが、9月1日のUAE戦(1-2)でDF酒井宏樹とDF吉田麻也、同6日のタイ戦(2-0)でDF森重真人とGK西川周作が警告を受けており、センターバックは吉田と森重のレギュラー2人がすでに累積リーチの状態だ。

 そこでDF槙野智章、DF丸山祐市、DF植田直通を加えた5人態勢で6日のイラク戦(埼玉)、11日のオーストラリア戦(メルボルン)に臨むハリルジャパン。吉田または森重が出場停止となった場合の代役は槙野が確実だが、もしもイラク戦で吉田、森重がそろってイエローカードを受ければ、オーストラリア戦は丸山、植田のいずれかが槙野とセンターバックを組むことになる。

 ともに国際Aマッチ出場経験のない2人。W杯アジア最終予選がデビュー戦となる可能性もあるが、両者とも至って冷静だ。丸山は「いつでも出られる準備はしている。このままを維持するというか、良いコンディションのまま臨みたい」とアピール。植田も「イエローカードに関係なく、普通の状態から(先発を)狙っていかないといけない」と、出場停止の選手がいる・いないに関わらず、A代表でレギュラーを勝ち取っていく決意だ。

 追加招集でA代表初選出となった昨年9月以降、ハリルジャパンの常連になりつつある丸山。「この前の代表でもらったアドバイスをFC東京に持ち帰って、しっかり練習してきた。それをまたしっかり出せるように、練習から全力で取り組んでいきたい」。追加招集された9月のW杯アジア最終予選に続く代表招集となった植田。「選ばれるだけじゃ意味がない。試合に出ないと意味がないので、しっかり練習からやって、絶対に試合に絡んでいきたい」。どんな状況で出番が来ても動じない備えは心身ともに万端だ。

(取材・文 西山紘平)

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