beacon

Jリーグの代表として…DF槙野「国内組の意地とプライドを見せる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

前日行われたJリーグで実戦復帰した日本代表DF槙野智章

 1か月前、W杯アジア最終予選初戦を戦う日本代表メンバーに名を連ねていた。しかし、DF槙野智章(浦和)は負傷のため不参加になった。チームは初戦のUAE戦を1-2で落として黒星スタートを切ったものの、第2節タイ戦で2-0の勝利を収めて立て直すと、第3節イラク戦、第4節オーストラリア戦に向けて槙野も負傷を癒やして代表に戻ってきた。

 前日の1日にはJ1リーグ第2ステージ第14節G大阪戦で、2試合ぶりの実戦復帰。90分間アグレッシブなプレーを披露して、4-0の大勝に貢献した。しかし、「公式戦で2試合遠ざかっていたので、まだまだコンディションを上げていかなければいけない」と6日に行われるホームのイラク戦に向けて、さらにコンディションを上げていこうと意気込んでいる。

「前回はチャンスを頂いた中でケガをしてしまい、非常に残念に思いをした。ただ代表チームを外から見た上で何をしないといけないのかを考える時間があったので、それを今回はぶつけないといけない」

 今回招集された海外組の多くが所属クラブで出場機会を得られず、苦しい状況が続いている。バヒド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見時にも話したように、たとえばMF香川真司(ドルトムント)ならドイツ代表のMFマリオ・ゲッツェやMFアンドレ・シュールレ、MF清武弘嗣なら元フランス代表のMFサミル・ナスリらとポジションを争う状況で、出場機会を得るのは容易ではない。

 槙野は「彼らが置かれている環境の厳しさがあるし、ライバルの名前を見ても世界的に有名な選手」と厳しい環境に身を置く海外組をリスペクトしつつ、「僕らもJリーグを代表して選んでもらっている。その責任と自信を持ってやらないといけないし、国内組の意地とプライドを見せたい」と奮起を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧

TOP