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[関東]明治大は首位独走!後期無敗の日体大は法政大撃破で2連勝:第16節

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好調なチームの核となる活躍、日本体育大の10番MF高井和馬

第90回関東大学リーグ1部


 第90回関東大学リーグの1部第16節が1、2日に各地で行われた。首位に立つ明治大流通経済大に2-1の劇的な逆転勝利。2位の法政大は3位の日本体育大に0-1で敗れた。この結果、明治大は2位以下と勝ち点12差も開くことに成功している。

 どこが明治大を止めるのか。今節では後半11分に流通経済大がMF新垣貴之(2年=流通経済大柏高)の得点で先制に成功する。0-1で時間は進み、このまま終了かと思われたが後半44分から明治大が強さを示した。

 後半44分、MF柴戸海(3年=市立船橋高)のゴールで追いつき、後半アディショナルタイム3分には逆転に成功。途中出場したMF道渕諒平(4年=仙台ユース)がドリブル突破からラストパス。受けたMF富田光(2年=中京大中京高)がシュートを決めた。後半44分からの劇的な逆転劇。明治大がリーグ9連勝、総理大臣杯からの通算では公式戦14連勝を飾っている。

 敗れた流通経済大は3連敗で後期開幕未だ勝ちなし(2分3敗)。今節の結果で順位は10位のままと変わらなかったが、降格圏の11位・国士舘大とは勝ち点16で並んでいる状況。辛うじて得失点差で有利に立つが、早い段階で浮上のきっかけをつかみたい。

 上位対決は日本体育大が制した。3位の日本体育大は2位の法政大に1-0で勝利。後期リーグで開幕5戦負けなし(4勝1分)と好調を維持している。前半37分に10番のMF高井和馬(4年=千葉SCユース)が決めたゴールが決勝点。法政大と勝ち点27で並び、得失点差9差で下回っての3位と順位は変わらずも、淡々と首位の背中を追う。首位との差を縮めたい法政大だったが、3戦ぶりの痛い黒星を喫した。

 4位の筑波大は6位の早稲田大に2-1の勝利。前半42分の先制後に追いつかれたが、後半43分にFW中野誠也(3年=磐田U-18)が決勝点。2戦ぶりの勝利で4位を守った。敗れた早稲田大は3戦勝ちなしの2連敗で6位から8位へ後退。降格圏まで勝ち点4差となり、早く勝利が欲しいところだ。

 後期リーグ開幕時は降格圏の11位に沈んでいた駒澤大だが、今季初の2連勝を飾って一気に6位へ上がった。10番MF吉岡雅和(4年=長崎総合科学大附高)のハットトリックなどで4点を先取。2点を返されたが慶應義塾大に4-2で勝利した。

 待望の後期リーグ初白星を手に入れたのは順天堂大。後期開幕4連敗で8位まで順位を落としていたが、専修大に3-0の完封勝利。待望の勝ち点3で7位へ上げた。一方で敗れた専修大は後期リーグ開幕勝ちなしの2敗3分。今季初めての最下位に転落してしまった。

 勝利した順天堂大は、後半2分にFW旗手怜央(1年=静岡学園高)のPKで先制し、1分後にはFW浮田健誠(1年=柏U-18)が追加点。2-0に突き放すと、後半8分に旗手のシュートのこぼれをMF米田隼也(3年=静岡学園高)が決めた。最後まで相手を寄せ付けずに3-0の勝利。後半は相手の3本を上回る8本のシュートを打つなど、攻撃的な姿勢が実った。

 国士舘大桐蔭横浜大に1-0で勝利し、11試合ぶりに最下位を脱出した。前期リーグではわずか2勝しかできなかったが、後期リーグ開幕後はここまで3勝2敗と勝ちが先行。今季初の連勝で11位に上げた。10位の流通経済大とは勝ち点16で並んでおり、3連勝とともに残留圏浮上を狙っていく。

結果は以下のとおり

【第16節】(10月1日)
[東総運動場]
順天堂大 3-0 専修大
[順]旗手怜央(47分)、浮田健誠(48分=補・杉田真彦)、米田隼也(53分)

明治大 2-1 流経大
[明]柴戸海(89分)、富田光(90分+3=補・道渕諒平)
[流]新垣貴之(66分)

(10月2日)
[東総運動場]
慶應義塾大 2-4 駒澤大
[慶]豊川功治(80分=補・近藤貫太)、望月大知(90分+2=補・渡辺夏彦)
[駒]中原輝(22分=補・吉岡雅和)、吉岡雅和3(47分=補・大村英哉、49分=補・大塲淳矢、64分=補・大谷真史)

筑波大 2-1 早稲田大
[筑]戸嶋祥郎(42分)、中野誠也(88分)
[早]相馬勇紀(74分)

[国士舘大グラウンド]
桐蔭横浜大 0-1 国士舘大
[桐]信末悠汰(61分)

法政大 0-1 日本体育大
[日]高井和馬(37分)


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